そして、開けっ放しの廊下の前まで行った。
だれも死亡者となった私を止めないし、身代わりになる人も名乗り出ない。
……それでも、だれかがどちらかの行動をしてくれるんじゃないか――その人物が純であってほしいと願わずにはいられない。
そんな愚かな考えを振り払うように、目を瞑る。
優里の定規やペンに、電流が走る光景が脳内で再生された。
私も、この廊下に飛び込んだら同じ結末をたどることになるだろう。
そして私は、定規やペンみたいに心臓がないわけではない。
生身の人間だし、ルール説明の通りに死ぬことになるだろう。
その事実を、心の中で再確認する。

