――『言い忘れていましタ。死亡者に決定した人物を救いたい場合、死亡者が死亡者する前に身代わりとなってくださイ。そうすれば、自分の命と引き換えに死亡者を救えますヨ』 「…えっ」 1番最初に声を上げたのは、バッと顔を上げた純だった。 私は純を見ようとして……やめた。 このクラスで、私の身代わりに――つまり私を救うために死んでくれる子なんていないだろう。 私を指差ししなかった優里ですら、気まずそうにうつむいている。 もう、覚悟を決めて私は歩き出した。 視線を泳がせている純の横を通り過ぎる。