ジジッ!ビリビリビリッ!!
定規の他に、ペンまで犠牲になる音が響く。
「……嘘っ」
沈黙を破ったのは、絞り出したような純の声だった。
それを皮切りに、ルール説明を読んだ時よりも悲痛な声が上がる。
「いっ、嫌あああっ!!」
「本当に……っ、電流が!!」
「私たちも、私たちもああなるの!?」
――「みんな、一旦静かにしよう!神が怒っちゃう!」
クラスメイトたちの悲鳴が、一瞬にして止む。
サラがパンパンッと手を叩き、笑顔で呼びかける。
「よかった、神ではないみんなにも本物だって分かってもらえて!じゃあ、ゲームを始めよう!」
「ちょっ、ちょっと勝手に話を進めないでよ」
「もうっ、葉音はこの中で1番頭が悪いんだから!」
「ハァ!?」
まさか同じ一軍の子にそう言われるとは思わなかったんだろう。
目を見開いた葉音。
だが、次の瞬間サラを射抜くような目で睨んだ。
「なに言ってんの!?つーか頭悪いのはあんたでしょ、サラは中二病なんだから!」
「だーかーら、中二病じゃなくて私は神なの!」
「こんな時まで、なに楽観的なわけ!?」
サラに詰め寄って怒鳴ったが、とわのあからさまに大きなため息をついて我に返ったらしい。
気持ちを落ち着かせるように深呼吸をして、葉音はサラを見る。

