「まじ最悪、なにしてくれんの」
「あたしのせい?てかさ、そんな本気になってるってことは、あのゲームマスターとかいうやつの話信じてるの?一軍トップのくせに、ダッサ」
「信じてるのは葉音も一緒じゃないの」
ため息混じりにそう言うと、とわは葉音を見返す。
「てか、勘違いしないで。もうティックトックとかを見れなくなったことに怒ってるだけだから。通報だって、念のためしようと思っただけだし」
「ハァ?言い訳じゃん、そんなの」
「違うし」
2人共、眉間にしわを寄せて言い争いをしている。
けれど私の席からは私と同じく、小さく震えているとわの葉音の手が見えた。
強気なことを言っているけれど、2人も怖いのは変わらないんだ。
カースト最底辺の私とは別の世界の住民だったとわと葉音が、近い存在に感じられて少しホッとする。
しかしそんな感情に浸る間もない。
非現実、としか言いようがないこの状況で、ゲームマスターが口火を切る。

