――「じゃあ、がんばってくださいネ」 そして、最初から最後まで意味が分からないまま全てが終わった。 突然静かになり、うんともすんとも言わなくなったチャイムを視界から外して前を向く。 嫌でも視界に入る葉音は、もう騒ぎ立てる元気はなさそうだが腕を組んで明らかに機嫌が悪い。 だが、世界中の音がなくなってしまったんじゃないかと思うほどの沈黙を、破った人物がいた。