――『おめでとうございまス!!秋葉凛菜サン、あなたがただ1人の生き残りとなりましターー!!』
美怜の手を取れず、あと数センチというところで力尽きた和奏の遺体を呆然と見る。
しかし、AI音声なはずなのにやけに感情がこもっているゲームマスターの言葉に、私――秋葉凛菜はチャイムを見上げた。
……嬉しそう。
そんな口調が、体に冷たいものが走るほど恐ろしかった。
しかし私の心情など知る由もないゲームマスターは、嬉々とした口調で続ける。
「これにてゲームは終了いたしましタ!!もう廊下にもベランダにも、電流は流れませン!どうぞ、自宅にお帰りくださイ!」
「え……待って、みんなは……どうなるの?」
突然帰っていいと言われても頷けるはずなく、私はそう尋ねていた。
一瞬の間。
「…それは、知らなくていいことデス。でも……もう生き返ることはなイ。それだけは、覚えておいたほうがいいと思いますヨ」
「……」
このクラスに友達はいなかった。
でも一応は、同じ教室で暮らしてきたクラスメイトなのに涙1つ込み上げてこない。
それに……

