理由は単純。
美怜のほうが、私より上のカーストだったから。
一応、私だって美怜の1個下のカーストだけど、その差はあまりにも大きい。
自分の意見を言うだけでそれが気に食わないと睨まれたことがきっかけで、私の中には『一軍トップ』という称号があまりにも偉大なイメージだと根づいていた。
小6でもなに1つ変わらない状況で同じクラスになってしまったせいもあり、その考えは一切変わることはなかった。
だからこそ、私立の中学に受験した美怜とは離れて地元の公立中学に入学した時、私はカーストをハッキリと作ったのだ。
違う小学校の人間も混ざっていたから、性格を重視にしてもそれが分からない。
だからこそ、容姿を基準にしてカーストを固めた。
学校という狭い世界は、弱肉強食。
それも学んでいたため、わざわざカースト最底辺という名の弱者と仲良くする人間に対しては容赦なかった。
イジメ、という3文字で表せられるだろう行為もした。
嫌われても構わなかった。
だって、小学校の頃は喉から手が出るほど欲しくてたまらなかった『一軍トップ』という称号がもらえるなら、弱肉強食の強者につけたんだから。

