ビリビリビリッ!!
聞き慣れた音が響き、あたしは反射的にその方向を向いた。
――沙智が、ベランダに身を投げ出していた。
体を震わせ、幸実の隣で力尽きた沙智。
親友が死に、自分もいっそのこと――沙智がそう思って起こした行動であることは、だれが見ても明らかだった。
「……」
しかしあまりに突然な自殺行為を繰り出した沙智に、教室が沈黙で包まれる。
その中で、あたしは別のことを考えていた。
沙智の死が1回のゲームとしてカウントされるかされないか。
どちらに転んでも、ゲームはまだ終わらないだろう。
そして仕切り役の葉音は、さっきあたしを死亡者に仮定するだの言っていた。
でも他のクラスメイトたちは、さすがに一軍トップを指差ししないはず――

