なにも、言い返すことができなかった。
葉音の言う通りだったから。
あたしは、カーストという存在をくだらないと思って生きてきた。
なぜなら一軍になるために生まれてきたあたしは、葉音のようにカーストをハッキリ作らなくてもどうせ一軍トップなことは確定事項。
だからくだらないと思いつつ、その一方で『カーストなんてやめよう』などという呼びかけもめんどうくさいので一切行なっていなかった。
でも、あたしはこんなくだらないデスゲームで死んでいい存在じゃない。
葉音とは違う、生まれた時から特別な人間なんだから。
あたしも一歩も引かず、葉音を睨みつけた時。

