全てはあたしが高校生になっても尚、芸能界で輝き続けている母のおかげ。 正確には、そんな母の稼ぎのおかげ。 しかし当時はバカで単純だったあたしは、全てを自分が『選ばれし者』だからと思っていた。 おかげで高校のようにハッキリカーストが分けられなくても、あたしは一軍トップに在住し続けられていた。 もちろん、これからも続く進行形の意味もふくめて。 あたしという人間は、一軍になるために生まれてきたような生き物。 だから死なない。 死ぬはず、なかったのに――