「ねぇ。やけに美怜のこと見てるけど、どうかした?」 「はっ?いや……別に見てなんかないしっ」 嘘嘘、目泳いでるの自覚してる? でも、「ふーん」とあえて流しておいた。 別に葉音と美怜の関係性なんて、あたしはこれっぽっちも興味がないから。 知ったところで意味はないし、これ以上下手に詮索するような言動をしてもくだらない。 あたしは葉音を視界から外す。 しかし、それと同時に横から小さくつぶやく声がした。