――ジジッ
瞬間、変な音が動画をスクロールするとわの指を止めさせた。
葉音が即座に反応する。
「なによこの音」
――ジジッ、ジジジッ
「……チャイム」
かすかにつぶやいたのは、純だ。
彼女はいつの間にか顔を上げていて、時計の横にあるチャイムをじっと見ている。
「でも、あれは故障してるはずじゃ……」
純粋な疑問をそのまま口にするが、ちょうど『ジジッ』という音が消えてしまったため、意外と教室に響いた。
葉音が私を見て、細い眉を少ししかめる。
カースト最底辺の私が正しいことを言ったのが、気に入らないのだろうか。
でも私は、葉音よりもチラリとこちらを見た純の姿に背中に汗をかく。
身を縮こまらせた時。

