ある日、大学のカフェテリアで、チャーリーと二人でお茶をしていた時だった。
「そういえば、咲良さんって、新入生キラーって呼ばれてるんですよね?」
そのチャーリーの言葉に、私はアイスティーを吹き出しそうになった。
何の前触れもなく、チャーリーの口から、触れてほしくない話題がぶっ飛んできた。
「ああ……まあ……そうらしいね……」
私は背中から汗が噴き出した。
何で、そんなこと、聞くの⁉
確かに、毎年のように新入生の男子にちょっかいをかけていたわけで、紛れもない事実ではあるけど……。
「年下男子が好みなんスか?」
「あの、それは……ですね……」
手のひらに汗がにじむ。
取り調べを受けている気分だ。
「えー、まず、私は男の子全般が好きでして……かといって、特定の彼氏とかは欲しくないから、関係性をコントロールしやすい後輩がよくて……」
私は視線をさまよわせた。
「ほうほう」
チャーリーは興味深げに聞いている。
「そして、高校を出たばかりの子はチョロい……じゃなくて初心な子が多くて、扱いやすいというか……」
「なるほど」
逃げ出したくなるのを堪えながら、私は必死に口を動かした。
「でも都合が合わないと暇になっちゃうから、メインの他に……サブの子もキープしたくてですね……」
そして、自分で説明しながら思った。
もしかして、私って、まあまあヤバい女なのか……?
そんな私の話を聞いて、チャーリーは考えるようなポーズをとった。
「どうして、彼氏を作らないんですか?」
「うーん……面倒くさいから、かな……」
私は慎重に言葉を選んだ。なるべく、ヤバい女認定されたくない。
チャーリーは、心の犬耳をピンと立てて、私の話を真剣そうな顔で聞いている。
「付き合うとかって……重いじゃん。たまに呼び出して、ご飯行ったりするくらいが楽……なんだよね」
どうだ? これはセーフか?
「咲良さん……!」
チャーリーは力強く声を上げた。
ぐ、幻滅されたか? 怒られるのか?
「……なんか、自由で、いいっスね!」
「え?」
思いがけない反応に、私は面食らってしまった。
「私だったら、そんな器用なことできませんもん」
「いや、器用っていうか……」
「ポリシーのある女って感じがします」
「そ、そうかな……」
「あと、咲良さんなら、もし彼氏が欲しくなったらいつでもできますよ。だって、めっちゃ可愛いじゃないっスか!」
突然の、可愛い宣言! 私はズキュンと撃ち抜かれて、今までの後ろめたさが吹き飛んだ。私の頭の中は、チャーリーから食らった「可愛い」でいっぱいだ。
「こんなに可愛い女子のこと、男の子が放っておきませんって!」
そして、チャーリーは私の目を見て続けた。
「私だって、放っておきません!」
え。
私の脳が揺れた。
チャーリーが、私のことを、放っておかない……⁉ それはつまり……⁉
心臓がバクバクと跳ねて止まらない。
「え、あ、チャーリー、今のって……」
「だから、咲良さんに彼氏ができるように、応援してますからね!」
チャーリーはキラキラとした笑顔をこちらに向けた。
「あ、うん、ありがとう……ございます……」
その輝きに照らされて、私の心は灰になって吹き飛びそうだった。
「そういえば、咲良さんって、新入生キラーって呼ばれてるんですよね?」
そのチャーリーの言葉に、私はアイスティーを吹き出しそうになった。
何の前触れもなく、チャーリーの口から、触れてほしくない話題がぶっ飛んできた。
「ああ……まあ……そうらしいね……」
私は背中から汗が噴き出した。
何で、そんなこと、聞くの⁉
確かに、毎年のように新入生の男子にちょっかいをかけていたわけで、紛れもない事実ではあるけど……。
「年下男子が好みなんスか?」
「あの、それは……ですね……」
手のひらに汗がにじむ。
取り調べを受けている気分だ。
「えー、まず、私は男の子全般が好きでして……かといって、特定の彼氏とかは欲しくないから、関係性をコントロールしやすい後輩がよくて……」
私は視線をさまよわせた。
「ほうほう」
チャーリーは興味深げに聞いている。
「そして、高校を出たばかりの子はチョロい……じゃなくて初心な子が多くて、扱いやすいというか……」
「なるほど」
逃げ出したくなるのを堪えながら、私は必死に口を動かした。
「でも都合が合わないと暇になっちゃうから、メインの他に……サブの子もキープしたくてですね……」
そして、自分で説明しながら思った。
もしかして、私って、まあまあヤバい女なのか……?
そんな私の話を聞いて、チャーリーは考えるようなポーズをとった。
「どうして、彼氏を作らないんですか?」
「うーん……面倒くさいから、かな……」
私は慎重に言葉を選んだ。なるべく、ヤバい女認定されたくない。
チャーリーは、心の犬耳をピンと立てて、私の話を真剣そうな顔で聞いている。
「付き合うとかって……重いじゃん。たまに呼び出して、ご飯行ったりするくらいが楽……なんだよね」
どうだ? これはセーフか?
「咲良さん……!」
チャーリーは力強く声を上げた。
ぐ、幻滅されたか? 怒られるのか?
「……なんか、自由で、いいっスね!」
「え?」
思いがけない反応に、私は面食らってしまった。
「私だったら、そんな器用なことできませんもん」
「いや、器用っていうか……」
「ポリシーのある女って感じがします」
「そ、そうかな……」
「あと、咲良さんなら、もし彼氏が欲しくなったらいつでもできますよ。だって、めっちゃ可愛いじゃないっスか!」
突然の、可愛い宣言! 私はズキュンと撃ち抜かれて、今までの後ろめたさが吹き飛んだ。私の頭の中は、チャーリーから食らった「可愛い」でいっぱいだ。
「こんなに可愛い女子のこと、男の子が放っておきませんって!」
そして、チャーリーは私の目を見て続けた。
「私だって、放っておきません!」
え。
私の脳が揺れた。
チャーリーが、私のことを、放っておかない……⁉ それはつまり……⁉
心臓がバクバクと跳ねて止まらない。
「え、あ、チャーリー、今のって……」
「だから、咲良さんに彼氏ができるように、応援してますからね!」
チャーリーはキラキラとした笑顔をこちらに向けた。
「あ、うん、ありがとう……ございます……」
その輝きに照らされて、私の心は灰になって吹き飛びそうだった。



