思い立ったが吉日というこで思い立った日和はそのまま千歳にメッセージを送る。
《千歳先輩、今から通話ってできますか?》
メッセージを送るとすぐに返信が返ってくる。
《大丈夫だよ》
日和は千歳の返信を見て、千歳に通話を掛ける。
数コール鳴らすと千歳は通話に出た。
『もしもし』
『もしもし、どうしたの?』
『あの、話したいことがありまして……千歳先輩、私千歳先輩のことが好きです!付き合ってください!』
『……!ごめんね、それは無理』
即答で断られ、流石に仲良くなったと思っていただけにショックを受ける。
『念の為に理由を伺っても良いですか?』
『詩織ちゃんと同じ理由だよ。今は受験に集中したいんだ……終わってからふたりの気持ちに真剣に向き合いたい』
『わかりました。いつまでも待ってますからね』
『ありがとう、絶対に真剣に向き合うから』
『はい!今はその言葉を聞けただけで十分嬉しいです。ありがとうございます!』
通話では素直に喜んでいたが、日和もフラれたことに変わりはない。
その事実にちゃんと傷ついた日和は千歳との通話を切った後、暫く呆けて居ると夕ご飯の時間を知らせるお母さんの声が聞こえて来る。
「今日は要らない」
「学校で何かあったの?」
「何も無いよ」
「本当に?」
「うん」
「まぁ、部屋の前に置いておくから後で食べなさいね」
「はーい」
日和が返事をすると、お母さんが立ち去る足音が聞こえる。
暫くすると、お母さんは夕飯を部屋の前に置く音も聞こえた。
翌朝、学校を休む訳にもいかず身支度を進める。
自室から出て、リビングで朝食を食べだした頃、お母さんは言った。
「日和、調子は大丈夫?」
「うん、大丈夫」
「それと、大事な話しがあるから聞いてくれる?」
「ん?」
「お母さんね、パパと離婚して再婚しようと思ってるの」
「は?」
「ほら、パパって気難しいじゃない?家族との時間も取らないし、全部自分で勝手に決めちゃう所も我慢出来なくなっちゃった」
「そんな……」
「それでね、来月には再婚相手の家に住まわせて貰うことになるから荷造りはちゃんとしておきなさいね」
「来月って……もう一週間しかないじゃん!それに再婚相手がもういるの?浮気してたの?」
「そうねー……その再婚相手の方、郵便局で働いてるのよ。それでココに居ても出会えたって訳」
「なるほど……じゃなくて!お父さんは納得してるの?!」
「えぇ、納得してる。『これで僕も自由だ』って」
「……マジ?」
「本当よ。ほら、早く食べないと時間無いわよ」
お母さんに急かされ、朝食を食べ終えると日和はすぐさま学校に向かった。
「おはよう、詩織」
「おはよう」
「あの……」
「なに?」
「私も千歳先輩に告白した」
「そう……フラれた?」
詩織の問いに日和は頷くことで答える。
「それと……一週間後に引越しすることになった」
ガタガタと大きな物音を立て詩織が席を立つと、周りにいたクラスメイト達が日和達を見つめる。
「なんで!?」
「ちょっと耳貸して」
日和は詩織の顔に近づき、耳打ちをする。
「お母さん、再婚することにしたんだって」
「そっかー……大変だね」
いつも笑顔の詩織も流石に掛ける言葉が見つからなかったのだろう。
なんとも言えない困ったような表情になっている。
「そうなの!」
日和はいつものように愚痴を言うぐらいのテンションで明るく振舞った。
「手伝えることなら手伝うからいつでも言ってね!」
「ありがとう、詩織」
そして、一週間後
いよいよ再婚相手と初対面&親睦会の日がやってきた。
「お父さん……」
最後に一言挨拶だけしようかと思ったが、お父さんは部屋に籠り、見送ってはくれなかった。
「ここね」
お母さんの案内で再婚相手の家に着いた。
お母さんがインターホンを押す。
「いらっしゃい、ふたりとも長旅お疲れ様」
「ただいまー、龍文さん」
「おかえりなさい、夏海さん」
こうしてふたりでハグをした後、龍文は日和にも挨拶をする。
「はじめまして、日和ちゃん。これからよろしくね」
「あ、はい!はじめましてよろしくお願いします」
《千歳先輩、今から通話ってできますか?》
メッセージを送るとすぐに返信が返ってくる。
《大丈夫だよ》
日和は千歳の返信を見て、千歳に通話を掛ける。
数コール鳴らすと千歳は通話に出た。
『もしもし』
『もしもし、どうしたの?』
『あの、話したいことがありまして……千歳先輩、私千歳先輩のことが好きです!付き合ってください!』
『……!ごめんね、それは無理』
即答で断られ、流石に仲良くなったと思っていただけにショックを受ける。
『念の為に理由を伺っても良いですか?』
『詩織ちゃんと同じ理由だよ。今は受験に集中したいんだ……終わってからふたりの気持ちに真剣に向き合いたい』
『わかりました。いつまでも待ってますからね』
『ありがとう、絶対に真剣に向き合うから』
『はい!今はその言葉を聞けただけで十分嬉しいです。ありがとうございます!』
通話では素直に喜んでいたが、日和もフラれたことに変わりはない。
その事実にちゃんと傷ついた日和は千歳との通話を切った後、暫く呆けて居ると夕ご飯の時間を知らせるお母さんの声が聞こえて来る。
「今日は要らない」
「学校で何かあったの?」
「何も無いよ」
「本当に?」
「うん」
「まぁ、部屋の前に置いておくから後で食べなさいね」
「はーい」
日和が返事をすると、お母さんが立ち去る足音が聞こえる。
暫くすると、お母さんは夕飯を部屋の前に置く音も聞こえた。
翌朝、学校を休む訳にもいかず身支度を進める。
自室から出て、リビングで朝食を食べだした頃、お母さんは言った。
「日和、調子は大丈夫?」
「うん、大丈夫」
「それと、大事な話しがあるから聞いてくれる?」
「ん?」
「お母さんね、パパと離婚して再婚しようと思ってるの」
「は?」
「ほら、パパって気難しいじゃない?家族との時間も取らないし、全部自分で勝手に決めちゃう所も我慢出来なくなっちゃった」
「そんな……」
「それでね、来月には再婚相手の家に住まわせて貰うことになるから荷造りはちゃんとしておきなさいね」
「来月って……もう一週間しかないじゃん!それに再婚相手がもういるの?浮気してたの?」
「そうねー……その再婚相手の方、郵便局で働いてるのよ。それでココに居ても出会えたって訳」
「なるほど……じゃなくて!お父さんは納得してるの?!」
「えぇ、納得してる。『これで僕も自由だ』って」
「……マジ?」
「本当よ。ほら、早く食べないと時間無いわよ」
お母さんに急かされ、朝食を食べ終えると日和はすぐさま学校に向かった。
「おはよう、詩織」
「おはよう」
「あの……」
「なに?」
「私も千歳先輩に告白した」
「そう……フラれた?」
詩織の問いに日和は頷くことで答える。
「それと……一週間後に引越しすることになった」
ガタガタと大きな物音を立て詩織が席を立つと、周りにいたクラスメイト達が日和達を見つめる。
「なんで!?」
「ちょっと耳貸して」
日和は詩織の顔に近づき、耳打ちをする。
「お母さん、再婚することにしたんだって」
「そっかー……大変だね」
いつも笑顔の詩織も流石に掛ける言葉が見つからなかったのだろう。
なんとも言えない困ったような表情になっている。
「そうなの!」
日和はいつものように愚痴を言うぐらいのテンションで明るく振舞った。
「手伝えることなら手伝うからいつでも言ってね!」
「ありがとう、詩織」
そして、一週間後
いよいよ再婚相手と初対面&親睦会の日がやってきた。
「お父さん……」
最後に一言挨拶だけしようかと思ったが、お父さんは部屋に籠り、見送ってはくれなかった。
「ここね」
お母さんの案内で再婚相手の家に着いた。
お母さんがインターホンを押す。
「いらっしゃい、ふたりとも長旅お疲れ様」
「ただいまー、龍文さん」
「おかえりなさい、夏海さん」
こうしてふたりでハグをした後、龍文は日和にも挨拶をする。
「はじめまして、日和ちゃん。これからよろしくね」
「あ、はい!はじめましてよろしくお願いします」



