千歳より少々遅れて家を出た日和が学校に着くと、詩織がいつものように挨拶にやってきた。
「おはよう、日和」
「おはよう、詩織」
「千歳先輩、今日から学校に来てるよ!今日のお昼誘ってみても大丈夫だよね?」
「うん、大丈夫なんじゃないかな?」
「じゃ、一旦メッセ送ってみるわ」
「はーい」
詩織が千歳にメッセージを送って、千歳からは了承の返事が来た所で始業のチャイムが鳴った。
こうして、お昼休みになると詩織と日和は一目散に千歳との待ち合わせ場所に向かう。
日和も詩織の後を追いかける。
集合場所の中庭に出ると、千歳は先にベンチに座ってお弁当を食べていた。
そして、日和は千歳のお弁当をみてふと、気づいた。
もしかしなくても、日和のお弁当は千歳のものと同じおかずで構成されたもので、おかずの配置まで同じとなると詩織も気付いてしまう。
「日和?」
詩織が不思議そうに日和の顔を覗き込む。
「どうもしないよ、早く食べよー!」
「うん……?」
日和がお弁当を広げると、詩織も日和の横に座りお弁当を広げる。
日和の横に座り、先にお弁当を食べていた千歳も気を使ってくれたのかある程度のおかずが無くなっていた。
「えー!千歳先輩もうほとんどおかず無いじゃないですかー!」
「我慢出来なくて食べちゃった。ごめんね?」
「全然それは良いんですけど……どうしたんですか?いつもなら、私達が来るまで待っててくれるのに」
「今日はちょっと少なかったんだ、食堂でパンでも買って来るよ」
「そうなんですね、いってらっしゃい」
「ふたりとも何か要るものある?」
「私は大丈夫です。詩織は何か要る?」
「大丈夫だよ、千歳先輩お気を付けて〜」
「じゃあ、いってきます」
千歳を見送ってから、詩織は日和を問い詰めた。
「今日、日和も千歳先輩も可笑しくない?何かあったの?」
「何もないよ」
「怪しい……何か隠してるでしょ?千歳先輩のこと?」
「何もないってば」
「ふぅーん?まぁ、そっちがその気ならこっちにも手があります」
「え?」
何をするつもりなんだろうと詩織の顔を見ると、詩織はニヤニヤと笑を浮かべながら言った。
「日和、最近引っ越したでしょ?遊びに行きたいなー?」
「駄目だよ、一回お母さんに聞かなくちゃ」
「えー……そんなの聞かなくても良くない?」
「ほら、叔父さんのパンツとか落ちてたら嫌でしょ?」
「それは確かに……」
妙に詩織が納得した所で千歳が帰ってくる。
「あ、おかえりなさい」
「おかえりなさーい!」
少しだけホッとしながら会話の内容を変えようと日和は千歳に話題を振る。
「そういえば千歳先輩の所、この後体験授業ですよね?」
「うん」
「何の体験授業を選択したんですか?」
「体験授業って言っても、先生達が趣味で教えてるに過ぎないからね。気軽にテニスを習ってるんだ」
「なるほど……日和、再来年はウチらもテニスにしよーね!」
「うん」
「でも、珍しいですね?てっきりバスケに行くのかと思い出てました」
詩織の気が逸れた所で、昼休み終了の予鈴が鳴る。
「凄い人気でね。第二希望になっちゃったんだ」
「そうだったんですねー」
お弁当を片付けて、ベンチから立つと千歳と詩織も続けて立ち上がる。
「うん。それじゃ、ふたりともまた明日」
「はい、また明日」
「また明日ー!」
千歳と別れ教室に向かう中、詩織はやっぱりニヤニヤしながら言った。
「ねー!やっぱり今日、日和ん家行っても良いよね?」
「駄目だよ」
「えーなんでー?」
「予定あるから、また今度ね」
「いつなら大丈夫なのー?」
「決まったらまた連絡するから」
「絶対だよー?」
「はいはい」
詩織の追求を振り切った所で5限目の授業が始まった。
「おはよう、日和」
「おはよう、詩織」
「千歳先輩、今日から学校に来てるよ!今日のお昼誘ってみても大丈夫だよね?」
「うん、大丈夫なんじゃないかな?」
「じゃ、一旦メッセ送ってみるわ」
「はーい」
詩織が千歳にメッセージを送って、千歳からは了承の返事が来た所で始業のチャイムが鳴った。
こうして、お昼休みになると詩織と日和は一目散に千歳との待ち合わせ場所に向かう。
日和も詩織の後を追いかける。
集合場所の中庭に出ると、千歳は先にベンチに座ってお弁当を食べていた。
そして、日和は千歳のお弁当をみてふと、気づいた。
もしかしなくても、日和のお弁当は千歳のものと同じおかずで構成されたもので、おかずの配置まで同じとなると詩織も気付いてしまう。
「日和?」
詩織が不思議そうに日和の顔を覗き込む。
「どうもしないよ、早く食べよー!」
「うん……?」
日和がお弁当を広げると、詩織も日和の横に座りお弁当を広げる。
日和の横に座り、先にお弁当を食べていた千歳も気を使ってくれたのかある程度のおかずが無くなっていた。
「えー!千歳先輩もうほとんどおかず無いじゃないですかー!」
「我慢出来なくて食べちゃった。ごめんね?」
「全然それは良いんですけど……どうしたんですか?いつもなら、私達が来るまで待っててくれるのに」
「今日はちょっと少なかったんだ、食堂でパンでも買って来るよ」
「そうなんですね、いってらっしゃい」
「ふたりとも何か要るものある?」
「私は大丈夫です。詩織は何か要る?」
「大丈夫だよ、千歳先輩お気を付けて〜」
「じゃあ、いってきます」
千歳を見送ってから、詩織は日和を問い詰めた。
「今日、日和も千歳先輩も可笑しくない?何かあったの?」
「何もないよ」
「怪しい……何か隠してるでしょ?千歳先輩のこと?」
「何もないってば」
「ふぅーん?まぁ、そっちがその気ならこっちにも手があります」
「え?」
何をするつもりなんだろうと詩織の顔を見ると、詩織はニヤニヤと笑を浮かべながら言った。
「日和、最近引っ越したでしょ?遊びに行きたいなー?」
「駄目だよ、一回お母さんに聞かなくちゃ」
「えー……そんなの聞かなくても良くない?」
「ほら、叔父さんのパンツとか落ちてたら嫌でしょ?」
「それは確かに……」
妙に詩織が納得した所で千歳が帰ってくる。
「あ、おかえりなさい」
「おかえりなさーい!」
少しだけホッとしながら会話の内容を変えようと日和は千歳に話題を振る。
「そういえば千歳先輩の所、この後体験授業ですよね?」
「うん」
「何の体験授業を選択したんですか?」
「体験授業って言っても、先生達が趣味で教えてるに過ぎないからね。気軽にテニスを習ってるんだ」
「なるほど……日和、再来年はウチらもテニスにしよーね!」
「うん」
「でも、珍しいですね?てっきりバスケに行くのかと思い出てました」
詩織の気が逸れた所で、昼休み終了の予鈴が鳴る。
「凄い人気でね。第二希望になっちゃったんだ」
「そうだったんですねー」
お弁当を片付けて、ベンチから立つと千歳と詩織も続けて立ち上がる。
「うん。それじゃ、ふたりともまた明日」
「はい、また明日」
「また明日ー!」
千歳と別れ教室に向かう中、詩織はやっぱりニヤニヤしながら言った。
「ねー!やっぱり今日、日和ん家行っても良いよね?」
「駄目だよ」
「えーなんでー?」
「予定あるから、また今度ね」
「いつなら大丈夫なのー?」
「決まったらまた連絡するから」
「絶対だよー?」
「はいはい」
詩織の追求を振り切った所で5限目の授業が始まった。



