「…綺麗」
色とりどりの花たちを見て、私はそうつぶやいた。
私のクラスで1番綺麗なのは久保さんだけど、この花たちから連想するのは有坂さんだ。
花壇に植えられているのは、たくさんの色に染まったデイジー。
中でも、生まれ変わりと言われても納得できるのら、ピンク色のデイジーだ。
見た目だけでなく名前からしても、有坂さんはピンクのイメージがあるからだろうか。
それに実際、彼女の持ち物はピンク色が多い。
中学2年生という年頃だと、〝ピンク=ぶりっ子〟というイメージができあがるけれど、有坂さんはそれでからかわれたりしない。
それくらい、彼女とピンクは似合いすぎている。


