海佳といなければ、私は一軍にいられなくなるのだから。 〝一軍女子〟の座は最高だ。 話しかけるだけで二軍と三軍の生徒は怯え、先生に対しても自由に発言することも出来る。 くわえて、私と海佳のように、制服を着崩して指定されていないリボンをつける行為も許される。 その地位から転落すれば、〝一軍じゃなくなったダサいやつ〟のレッテルを貼られて終わりだ。 だから、私が耐えればいいだけの話。 海佳の制服にも結ばれている、私と色違いの青いリボンを見ながら私は……必死にそう言い聞かせた。