願いのその先



「……佳純は一生、変わらないだろうね」

「だけど、最後に忠告。罪を犯した人間は、必ず罰を受ける。人を蔑ろにしたのも、立派な罪」

意味不明な言葉を言い残して、2人は屋上から出た。

岩木の言葉に、初めてあたしが彼女に声をかけた時に読んでた『罪と罰』が蘇る。

別にあたしは、人を蔑ろにしたんじゃなくて、扱いやすい友達がほしいだけだし。

てか、『罪と罰』は人間性がテーマって言ってたけど、それを選んで友達にするのは、なにもおかしいことじゃないでしょ?