願いのその先



――「佳純。やっぱり、変わってないね」

鋭い声に、ハッとする。

「は……?柚乃?」

背後で、腕を組んで私を睨む柚乃がいた。

一瞬驚いたものの、ハァ、とため息をつく。

「なんで柚乃がいるわけ。というか……変わってないってどういうこと?」

「そのままの意味。あと岩木さんに、『佳純と屋上に来て』ってあたしが頼んだの」

「……はっ?」

意味が分からない、なんで?

「うちら絶交したじゃん、今さらなに?」

「絶交にしては無理やりすぎるよね、あんな理由。あたしと友達、やめたかったんでしょ?」

「…ははっ」

柚乃って意外と鋭いんだ。