願いのその先



「……は?」

しかし。

のんきにそんなことを思った瞬間、海佳が低い声を出した。

それだけで、クラス中の会話が止む。

海佳は無表情だけど、目だけは恐ろしく冷たい温度を持っていた。

そんな目でじっと見つめられ、私はたじろぐ。

体中の毛穴という毛穴から汗を吹き出しながら、視線を無意味に彷徨わせる。

なんで、どうしよう。

私、〝また〟なにか気に障るようなこと言った――?