願いのその先



「あっ、予鈴。じゃあまたね!罪と罰の話、もっと聞かせてね!」

時間の無駄でしかないから聞きたくもないけど、仕方なくそう言う。

ひらひらと手を振り、自分の席へ足早に戻るあたし。

すぐに背を向けてしまったから、岩木さんが手を振り返してくれたかは分からない。