千回目のあなたへ 〜十七の夏、迎えにきたのは神様でした〜

 あの日、俺の世界は終わった。

 何度手を伸ばしても、届かない。
 何度名前を呼んでも、戻らない。

 それでも、探すことをやめられなかった。

 時代が変わっても、町の姿が変わっても、あの魂だけは見失わないように。

 そしてようやく、令和の町で君を見つけた。

 ーー千歳朱里として生きる、君を。