「ねぇねぇ、しってる?相手が自分のこと好きなほど、嫌いなところがパッと出てくるらしよ」
「え、そうなの!!」
僕は友達から聞いたことを早速実践する。
(嫌いなところってちょっと悲しいけど、その分好き度がわかるなら!)
塞翁が馬ってやつだ。
「はるにぃはるにぃ!!!」
足早に家に帰るやいなや、僕ははるにぃのもとへ駆け寄った。
「僕の嫌いなところどこ?」
「え…」
急な問いに、はるにぃは困ったように眉を下げる。
普段から表情こそかわりはしないが、こういうのはきちんと答えてくれる。
「逆に」
ぼそりと低い声ではるにぃが呟いた。
「ゆきちゃんは俺の嫌いなところどこ?」
「僕!?」
「うん」
はるにぃが興味津々の目で見てくるので頭の中で必死に絞り出す。
(えっと、えっと…)
「背が高くてかっこいいところとか、すっごく低い声で僕にないものだからすっごく嫌い!!!あと、あと…顔がものすごくかっこいいし、無表情な表情が逆に良いスパイスになってるし、なんだかんだめっちゃ優しいし…ほんと、そういうところ!」
「……」
僕はすごく早口で思いつく限りの嫌なところを言ったはずなのに、はるにぃがびっくりしたような表情を見せる。
そのあとふっと表情が崩れ、優しい笑みを浮かべる。
その笑顔がなんとも言えなく色気を含んでいて、あてがわれそうになる。
「で!どこなの?」
慌てて本題に戻そうとはるにぃに向き直る。
はるにぃがちょいちょいと手招きをするので近寄る。
距離が鼻先になったとき、囁くような声で言われた。
「あるわけないでしょ」
低い声が耳に響き、驚いてはるにぃの顔を見る。
が、先程までの色っぽい笑顔や驚いた顔ではなく、いつもの無表情に戻っていた。
(そういうとこ…本当に好きなんだよな…)
「え、そうなの!!」
僕は友達から聞いたことを早速実践する。
(嫌いなところってちょっと悲しいけど、その分好き度がわかるなら!)
塞翁が馬ってやつだ。
「はるにぃはるにぃ!!!」
足早に家に帰るやいなや、僕ははるにぃのもとへ駆け寄った。
「僕の嫌いなところどこ?」
「え…」
急な問いに、はるにぃは困ったように眉を下げる。
普段から表情こそかわりはしないが、こういうのはきちんと答えてくれる。
「逆に」
ぼそりと低い声ではるにぃが呟いた。
「ゆきちゃんは俺の嫌いなところどこ?」
「僕!?」
「うん」
はるにぃが興味津々の目で見てくるので頭の中で必死に絞り出す。
(えっと、えっと…)
「背が高くてかっこいいところとか、すっごく低い声で僕にないものだからすっごく嫌い!!!あと、あと…顔がものすごくかっこいいし、無表情な表情が逆に良いスパイスになってるし、なんだかんだめっちゃ優しいし…ほんと、そういうところ!」
「……」
僕はすごく早口で思いつく限りの嫌なところを言ったはずなのに、はるにぃがびっくりしたような表情を見せる。
そのあとふっと表情が崩れ、優しい笑みを浮かべる。
その笑顔がなんとも言えなく色気を含んでいて、あてがわれそうになる。
「で!どこなの?」
慌てて本題に戻そうとはるにぃに向き直る。
はるにぃがちょいちょいと手招きをするので近寄る。
距離が鼻先になったとき、囁くような声で言われた。
「あるわけないでしょ」
低い声が耳に響き、驚いてはるにぃの顔を見る。
が、先程までの色っぽい笑顔や驚いた顔ではなく、いつもの無表情に戻っていた。
(そういうとこ…本当に好きなんだよな…)

