「優希は本当にトマト嫌いで!」
「うちの春己なんて、きゅうり食べなくて!」
僕のお母さんとはるにぃのお母さんが話す会話に真剣に耳を傾ける僕。
(そっか、はるにぃはきゅうり食べれないんだ…)
僕の大好きなお兄ちゃん的存在であり、片思い相手のはるにぃ。
偶然聞こえてきた会話に「これはチャンスだ!」と僕は興奮している。
------
「はるにぃ、きゅうり食べれないの?僕が食べてあげる」
そう言ってはるにぃのきゅうりを食べてあげる。
「ゆきちゃん、優しい、好き!」
------
(きっとこうなるはず!)
僕は間違いないと拳を握る。
「お母さん、今日きゅうりいっぱいだしてね」
「え?何いってんのあんた」
お母さんに駆け寄るが、意味がわからないという顔をされてしまった。
だが、そんなことどうでもいい。
(はるにぃにかっこいいところみせなきゃ!)
夕食。
はるにぃがいつも通りリビングに現れ、席につく。
きゅうりが並んでいる食卓に表情ひとつ変えなかったが、普段から表情が変わらないため気にしない。
そして声をかけようとこほんと息をつき…
「はるに…」
普通にはるにぃはきゅうりを食していた。
(聞いてた情報と違う!)
僕ははるにぃに聞く。
「きゅうり嫌いなんじゃないの…?」
「ああ、小学校の頃はね」
…
普通に勘違いをしていた。
うぅ〜とうなだれる僕に、ちょいちょいとはるにぃがつつく。
前を見るとトマトが差し出されていた。
「ほら、あーん」
いくら嫌いなトマトとはいえ、はるにぃにあーんしてもらえるというだけで口が勝手に開く。
冷たいフォークの金属の味と、トマト独特の酸っぱさに顔をしかめる。
だが、そんなことも次の瞬間にはどうでも良くなった。
「好き?」
にっといたずらっぽく笑うはるにぃはとてもかっこよくて即答だった。
「すきぃ…」
「うちの春己なんて、きゅうり食べなくて!」
僕のお母さんとはるにぃのお母さんが話す会話に真剣に耳を傾ける僕。
(そっか、はるにぃはきゅうり食べれないんだ…)
僕の大好きなお兄ちゃん的存在であり、片思い相手のはるにぃ。
偶然聞こえてきた会話に「これはチャンスだ!」と僕は興奮している。
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「はるにぃ、きゅうり食べれないの?僕が食べてあげる」
そう言ってはるにぃのきゅうりを食べてあげる。
「ゆきちゃん、優しい、好き!」
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(きっとこうなるはず!)
僕は間違いないと拳を握る。
「お母さん、今日きゅうりいっぱいだしてね」
「え?何いってんのあんた」
お母さんに駆け寄るが、意味がわからないという顔をされてしまった。
だが、そんなことどうでもいい。
(はるにぃにかっこいいところみせなきゃ!)
夕食。
はるにぃがいつも通りリビングに現れ、席につく。
きゅうりが並んでいる食卓に表情ひとつ変えなかったが、普段から表情が変わらないため気にしない。
そして声をかけようとこほんと息をつき…
「はるに…」
普通にはるにぃはきゅうりを食していた。
(聞いてた情報と違う!)
僕ははるにぃに聞く。
「きゅうり嫌いなんじゃないの…?」
「ああ、小学校の頃はね」
…
普通に勘違いをしていた。
うぅ〜とうなだれる僕に、ちょいちょいとはるにぃがつつく。
前を見るとトマトが差し出されていた。
「ほら、あーん」
いくら嫌いなトマトとはいえ、はるにぃにあーんしてもらえるというだけで口が勝手に開く。
冷たいフォークの金属の味と、トマト独特の酸っぱさに顔をしかめる。
だが、そんなことも次の瞬間にはどうでも良くなった。
「好き?」
にっといたずらっぽく笑うはるにぃはとてもかっこよくて即答だった。
「すきぃ…」

