難しい事は辞めてお昼ご飯食べない?
う、うん。わかった。
2人は食堂に向かった。食堂に行くと同級生や先輩達がいた。
お昼のご飯を選んで空いてる椅子に座った。
美味しく食べていると柄の悪い先輩がこっちに向かってきた。
「おい。お前が久遠朔か?」
「そうだけど。俺に何か用か?」
柄の悪い男が、じりじりと久遠に近づく。
「お前気に食わねぇんだよ」
「それだけか?」
「そうだ。文句あるのか?」
いいや。それに初めて君に会うし俺はなにも君に恨まれる事してないんだけどな。君の名前は?
「俺の名前は」
鬼塚爆牙(おにつかばくが)だ。クラスは違うが同じ1年生だ。
そうなんだ。俺はご飯食べてるんだ。静かにしてくれないか?
「な….....何だとテメエ」
「ガシャン!」
鬼塚は机を蹴っ飛ばした。そこにいた皆んなや夜桜もビックリをした。
「キャー」
なにしてんだよ。
うるせぇー。いい事思いついたぜ。逃げんな、俺と勝負だ。
「何だと?」
学校使用の携帯から勝負の申請が来ていた。
学校使用の携帯では、対戦の申請が出来る。相手が承認すれば試合成立となる。
そして、教師に戦う日にちを決められる。
「申請しないのか?それとも怖くて動けないのか?」
「わかった。この勝負受けてたつ」
試合が成立した。そしてアナウンスが響きわたった。
「久遠と鬼塚の試合が成立しました。
後日試合の日にちが決まり次第パソコンに通知が来るのでそれまで待つように」
「久遠君いいの?」
「いいよ。ここで逃げたって噂を立てられると思うし。だけど勝つよ。負けたくないから」
「わかった」
「うん」
鬼塚がたおした机を元に戻してご飯は地面に落ちて食べれる状態じゃあなかった。
「ご飯が落ちてるからもう食べれないなぁ」
「……うん」
夜桜は小さく頷いた。
夜桜はショックを受けていた。もう午後からの授業が近づいてきていた。2人は後片付けして教室に戻る。
教室へ戻ると鬼塚との試合の話が噂とされていた。
「アイツ、鬼塚と試合するらしいな」
「そうだな。アイツ、今度は終わったかもな」
「もう噂になってる」
「うん」
先生が教室に入ってきた。
「お前らもう知っての通り久遠と鬼塚が試合をする事になった。どうして試合になる事になったんだ久遠?」
「それは俺と夜桜さんで食堂に行って食べてたら鬼塚が来て戦いの申請がきて勝負する事になりました」
「───そうか。仕方ないか。授業を始める」
今日の授業は戦った後、記録される事を言われた。
記録されたらステータスは学校使用のパソコンに送られる。
ステータスは。異能出力、異能制御、適正、発動速度になっている。
異能出力とは「能力そのものの威力を示す数値。攻撃系だけではなく、防御・補助能力の強度にも影響する。数値が高いほど破壊力や効果範囲が増大する」
異能制御とは「能力をどれだけ安定して扱える示す指標。数値が低い場合、暴走や誤発動のリスクが高まる。高いほど精密な操作や連続使用が可能となる」
適正とは「個人がどの系統の異能と相性が良いかを示す特性値。戦闘系・支援系・特殊系などに分類され、高い適正を持つ分野では能力の性能が底上げされる」
発動速度とは「能力発動されるまでの速さを示す数値。戦闘においては反応速度や先手を取る上で重要な要素となる。数値が高いほど即時発動やカウンターが可能になる」
この4つが記録される。戦い方でステータスが変わる事もある。
3年生までにSランクは難しく。行くにはほぼ負けなしでいなくてはならない。
Sランクの人は負け続けると1ランク下がる事もあり得る事だった。
「これで授業は終わる。久遠放課後、指導室こい」
「……わかりました」
「お昼の事だよね」
「うん」
夕方を迎えた。久遠は指導室の前に来て、ノックをした。
「コンコン」
「入れ」
失礼します。
まぁ、座れ。
「はい」
「お昼の事なんだが。どうしてそうなったんだ」
「鬼塚が俺に気にいらねって言われました」
「なるほど。それで」
「鬼塚が携帯を出して試合の申し込んできたんです」
「なるほどね。わかった。試合はいつになるかわからないけど。指導してくれる先生はいるの?」
「いないです」
そう、試合をする前は練習をしてないといけない。
聞いた話では、訓練をしなかった者がいて試合を挑んだがその人は見事に負けたとか。その人はSランクまじかって所だったらしい。で、卒業していった先輩がいた話だった。
「よし、私がお前の訓練を手伝うよ」
「いいんですか」
「いいぞ。紙に名前を書いて。後は私が顧問になろう」
「あ、ありがとございます」
指導室から出て寮に戻る。もう辺りは真っ暗だった。
こんな時間だったんだ。食堂も終わってる。しょうがない今日は学校のコンビニよるか
学園にはコンビニがあって平日は12時まで。で、土曜日と日曜日と祝日は24時間営業している。
コンビニに着いたて、カップ麺とお茶を買って寮に戻った。
「ありがとうございました〜」
「ガチャ」
自分の部屋に持ってポットにお湯を入れ沸かした。
「今度の試合はそう簡単に勝てないかもな」
そんな事を考えていたらお湯が出来た。
お湯をカップ麺に入れて3分タイマーしてまた待った。
(また……あれを使うしかないのか)
「ラストメモリアを使いこなせたらどうなるんだろうな」
タイマーがなった。
「ピピピピ」
食べるか。
食べながら、鬼塚の試合を観るとする。
「鬼塚は結構パワー系なんだな。もしかしたら剣を折られるかもな。腕を狙ってくるタイプか……しかもガードしても貫通してる。あの技は回避しないと」
何回も試合をみてどう攻撃するか考えていた。
「うーん、難しい。鬼塚の攻撃は強烈なんだよな。相手の腕を狙われて技を受けて腕が動かなくなっている。多分、折られただろうな」
そして、その試合を観て、対戦相手はすぐに戦闘不能になっていた。鬼塚は戦闘不能にも関わらず殴り続けていた。先生に止められている姿で映像は終わった。
「これはやばいかもな。明日から先生が訓練の指導があるから頑張らないと」
今日の1日の疲れを取る為お風呂に入って寝る。
「久遠朔と試合が楽しみだ。アイツを戦闘不能まで追い込んでやるよ」
鬼塚はリンゴを手に取り――握り潰した。
「グシャ」
朝を迎えてパソコンから通知がきていた。
何か、メールがきてる。
「久遠朔と鬼塚爆牙の試合が決まりました。金曜日に開始となります」
「後、──2日しかないのか」
食堂に行って朝ご飯を食べる。パンか白ご飯どちらか選べた。久遠白ご飯と魚に味噌汁にした。
朝ご飯を食べて一旦自分の部屋に戻った。荷物と携帯を取って学園に行く。黒刃先生から連絡がきた。
「はい。黒刃先生どうしました?」
「久遠、今から学校だよな」
「そうです。今から行く所です」
「なら良かった。今から訓練所まで来てくれ」
「わかりました」
黒刃先生に言われた通り訓練所に行った。
「遅いぞ。剣は持っているな」
「すみません。はい」
「金曜日まで後2日だったな。それまでに、お前には特別訓練をする」
そう、この学園では記録戦の申請が決まった者には特別訓練が設けられる。そこでみっちり訓練をする。授業は出なくていい仕様になっていた。
「今から、お前を少しでも強くなるように訓練をする。まずはこの人形を倒してみろ」
「はい」
久遠は人形相手に戦う。だけど、なかなか勝てはしなかった。
「そこまで、久遠、ラストメモリは持って来てるよな。その剣をだせ」
「……はい」
久遠は腰にあるもう一本の剣を見る。
使えば確かに強くなれる。だけど、その代わり大切な記憶を失う。
「……ラストメモリアは、使いたくないです」
「その気持ちは分かる。だが力を使わなければ守れない時もある」
黒刃は久遠に腕輪を渡した。
「……これは何ですか?」
「これは、学校がお前の為に作った。呪いの剣を少しだけ制御出来る腕輪だ。腕輪の名前は呪剣制御腕輪«カース・レギュレーター»だ。ただし勘違いするな。この腕輪は呪いを消すものじゃない。あくまでも制御するだけだ」
「わかりました」
久遠は腕輪を付けてラストメモリアを出した。そして黒オーラが剣を包み込んだ。
「そのまま、私と戦うぞ」
「はい」
久遠はラストメモリアを構えた。
黒いオーラが剣を包み込み訓練所の空気が変わる。
黒刃先生は攻撃を受け止めながら久遠の動きを確認していた。
「力は強い。だが、まだ剣に振り回されているな」
その後も何度も戦いを繰り返し気づけば外は暗くなっていた。
「気分はどうだ?」
久遠はラストメモリアをしまった。自分にとって変な違和感だった。
「何か、変な気分です。いつもなら使った後、記憶が抜け落ちるはずなのに……今回は少しだけ違和感がある程度です」
「そうか。それなら良かった。言ってなかったが。呪剣制御腕輪《カース・レギュレーター》は1日分だけ制御をしてくれる。それ以上使うといつものお前になってしまう。使うなら1回分だけだ。それをずっと身につけとけよ」
「わかりました。あ、ありがとうございます」
後2日までみっちりやるから覚悟しとけよ。後、早く帰らないと食堂閉まるぞ。
あ、やばい。
急いで食堂に向かった。何とか食堂に着いた。
走ったから疲れた。
後ろから声をかけられた。
「お疲れ」
後ろを振り向くと夜桜が声をかけてきた。
「お疲れ」
「今日授業来なかったけど。どうしたの?」
「あー。黒刃先生と訓練してた。試合が金曜日になったから。後、2日は先生と訓練するかな」
「へぇー。所でその腕輪は何?昨日まで付けてなかったよね」
「うん。これは、呪剣制御腕輪だよ。ラストメモリアの力を抑えてくれるらしい。だが、その制御は1日分しかもたない。それ以上使うとまた記憶が奪われる。訓練の時使ったんだ。ラストメモリアを」
「えっ。大丈夫だったの?危険な剣なんでしょう?」
「うん。少し、記憶は奪われているけど。何となく覚えてる」
「そうなんだね。それなら良かった」
「うん」
夜ご飯を終えて、2人は自分達の部屋に戻る。
「私はこっちの部屋だから。また明日」
「うん。またね」
部屋に戻って今日1日の汗を流した。そして腕輪を見ていた。
「呪剣制御腕輪《カース・レギュレーター》か。この腕輪は使っても大丈夫なのか。今は考えないようにしよう」
腕輪を貰ったのはいいものの。不安がいっぱいあった。本当に制御をできてるのかを。使っても記憶は少しだけだった。
「あのぐらい長引いたらいつも1日の記憶が奪われるのにあの腕輪使った途端少ししか奪われなかった」
久遠は少しだけ記憶を奪われているのにわからなくて曖昧な感じだった。
タオルで頭をと体を拭いた。そして、ベッドに寝た。
目が覚めると昨日の記憶は、はっきりと覚えていた。
「あれ、昨日の事覚えてる。凄いのかこの腕輪」
朝、起きて顔を洗って食堂に行く。
そして試合は後1日となった。
ご飯を早めに終わらせ歯磨きをし訓練所に行った。
「よし、来たな。今日も私と戦うぞ。今日はお前の技を出してみろ」
「技ですか?」
「そうだ。お前の技はどこまで通用するか確かめたいんだ」
「わかりました」
久遠はラストメモリアを構えた。そして技を繰り出す。
「そこまで」
久遠はラストメモリアをしまった。しまった途端ラストメモリアの代償を受けた
「うっ。ハァハァ」
先生は驚いていた。ラストメモリアの威力がこれまでとは思ってもいなかった。
こんなに……威力があるとは思ってなかった。これまで危険な物だったとは
先生は久遠のラストメモリアを受けてなお平然としていた。
「久遠、大丈夫か?」
「はい、何とか。技を使ったから代償は受けてますが。──それなのにこの呪剣制御腕輪《カース・レギュレーター》のおかげで代償がそんなに受けてない感じです。ラストメモリアは使うだけでかなりの代償を受けるのに」
「久遠でも明日はかなり苦戦をするはずだ。多分、ラストメモリア使ってもだ。この腕輪は1日だけって言ったが剣を使い過ぎるとお前にいつもの代償を受けるぞ」
「わかりました。ラストメモリアには力を一時的に解放したらスピードと攻撃は上がりますがこれも代償がきますし。もう1個の技は使用後に自分の記憶がわずかに欠けたりします。この技を連続で使うとかなり代償がきます」
「なるほどな。まだ、時間はある訓練始めるぞ」
「はい」
久遠はラストメモリアを使って訓練した。
「ハァハァ。……うっ」
「久遠、大丈夫か?」
「……大丈夫です」
「ドサッ!」
「久遠!」
久遠はそのまま倒れた。先生は久遠を持ち上げ保健室に向かった。
「ここは?」
「気づいたか?ここは保健室だ。大丈夫か?」
「もしかしてラストメモリアを使ったのか?」
「そうだ。覚えてないのか?」
「はい」
黒刃は少し黙った。
「……やはりか」
「腕輪でも完全には防げない……」
黒刃先生は小さく呟いた。
「使いすぎたんだ。限界を超えてラストメモリアを引き出した結果、制御が追いつかなかった」
「つまり……俺はまた記憶を……」
久遠は自分の手を見る。
「私と訓練してたんだ。明日は試合だゆっくり休め」
う、うん。わかった。
2人は食堂に向かった。食堂に行くと同級生や先輩達がいた。
お昼のご飯を選んで空いてる椅子に座った。
美味しく食べていると柄の悪い先輩がこっちに向かってきた。
「おい。お前が久遠朔か?」
「そうだけど。俺に何か用か?」
柄の悪い男が、じりじりと久遠に近づく。
「お前気に食わねぇんだよ」
「それだけか?」
「そうだ。文句あるのか?」
いいや。それに初めて君に会うし俺はなにも君に恨まれる事してないんだけどな。君の名前は?
「俺の名前は」
鬼塚爆牙(おにつかばくが)だ。クラスは違うが同じ1年生だ。
そうなんだ。俺はご飯食べてるんだ。静かにしてくれないか?
「な….....何だとテメエ」
「ガシャン!」
鬼塚は机を蹴っ飛ばした。そこにいた皆んなや夜桜もビックリをした。
「キャー」
なにしてんだよ。
うるせぇー。いい事思いついたぜ。逃げんな、俺と勝負だ。
「何だと?」
学校使用の携帯から勝負の申請が来ていた。
学校使用の携帯では、対戦の申請が出来る。相手が承認すれば試合成立となる。
そして、教師に戦う日にちを決められる。
「申請しないのか?それとも怖くて動けないのか?」
「わかった。この勝負受けてたつ」
試合が成立した。そしてアナウンスが響きわたった。
「久遠と鬼塚の試合が成立しました。
後日試合の日にちが決まり次第パソコンに通知が来るのでそれまで待つように」
「久遠君いいの?」
「いいよ。ここで逃げたって噂を立てられると思うし。だけど勝つよ。負けたくないから」
「わかった」
「うん」
鬼塚がたおした机を元に戻してご飯は地面に落ちて食べれる状態じゃあなかった。
「ご飯が落ちてるからもう食べれないなぁ」
「……うん」
夜桜は小さく頷いた。
夜桜はショックを受けていた。もう午後からの授業が近づいてきていた。2人は後片付けして教室に戻る。
教室へ戻ると鬼塚との試合の話が噂とされていた。
「アイツ、鬼塚と試合するらしいな」
「そうだな。アイツ、今度は終わったかもな」
「もう噂になってる」
「うん」
先生が教室に入ってきた。
「お前らもう知っての通り久遠と鬼塚が試合をする事になった。どうして試合になる事になったんだ久遠?」
「それは俺と夜桜さんで食堂に行って食べてたら鬼塚が来て戦いの申請がきて勝負する事になりました」
「───そうか。仕方ないか。授業を始める」
今日の授業は戦った後、記録される事を言われた。
記録されたらステータスは学校使用のパソコンに送られる。
ステータスは。異能出力、異能制御、適正、発動速度になっている。
異能出力とは「能力そのものの威力を示す数値。攻撃系だけではなく、防御・補助能力の強度にも影響する。数値が高いほど破壊力や効果範囲が増大する」
異能制御とは「能力をどれだけ安定して扱える示す指標。数値が低い場合、暴走や誤発動のリスクが高まる。高いほど精密な操作や連続使用が可能となる」
適正とは「個人がどの系統の異能と相性が良いかを示す特性値。戦闘系・支援系・特殊系などに分類され、高い適正を持つ分野では能力の性能が底上げされる」
発動速度とは「能力発動されるまでの速さを示す数値。戦闘においては反応速度や先手を取る上で重要な要素となる。数値が高いほど即時発動やカウンターが可能になる」
この4つが記録される。戦い方でステータスが変わる事もある。
3年生までにSランクは難しく。行くにはほぼ負けなしでいなくてはならない。
Sランクの人は負け続けると1ランク下がる事もあり得る事だった。
「これで授業は終わる。久遠放課後、指導室こい」
「……わかりました」
「お昼の事だよね」
「うん」
夕方を迎えた。久遠は指導室の前に来て、ノックをした。
「コンコン」
「入れ」
失礼します。
まぁ、座れ。
「はい」
「お昼の事なんだが。どうしてそうなったんだ」
「鬼塚が俺に気にいらねって言われました」
「なるほど。それで」
「鬼塚が携帯を出して試合の申し込んできたんです」
「なるほどね。わかった。試合はいつになるかわからないけど。指導してくれる先生はいるの?」
「いないです」
そう、試合をする前は練習をしてないといけない。
聞いた話では、訓練をしなかった者がいて試合を挑んだがその人は見事に負けたとか。その人はSランクまじかって所だったらしい。で、卒業していった先輩がいた話だった。
「よし、私がお前の訓練を手伝うよ」
「いいんですか」
「いいぞ。紙に名前を書いて。後は私が顧問になろう」
「あ、ありがとございます」
指導室から出て寮に戻る。もう辺りは真っ暗だった。
こんな時間だったんだ。食堂も終わってる。しょうがない今日は学校のコンビニよるか
学園にはコンビニがあって平日は12時まで。で、土曜日と日曜日と祝日は24時間営業している。
コンビニに着いたて、カップ麺とお茶を買って寮に戻った。
「ありがとうございました〜」
「ガチャ」
自分の部屋に持ってポットにお湯を入れ沸かした。
「今度の試合はそう簡単に勝てないかもな」
そんな事を考えていたらお湯が出来た。
お湯をカップ麺に入れて3分タイマーしてまた待った。
(また……あれを使うしかないのか)
「ラストメモリアを使いこなせたらどうなるんだろうな」
タイマーがなった。
「ピピピピ」
食べるか。
食べながら、鬼塚の試合を観るとする。
「鬼塚は結構パワー系なんだな。もしかしたら剣を折られるかもな。腕を狙ってくるタイプか……しかもガードしても貫通してる。あの技は回避しないと」
何回も試合をみてどう攻撃するか考えていた。
「うーん、難しい。鬼塚の攻撃は強烈なんだよな。相手の腕を狙われて技を受けて腕が動かなくなっている。多分、折られただろうな」
そして、その試合を観て、対戦相手はすぐに戦闘不能になっていた。鬼塚は戦闘不能にも関わらず殴り続けていた。先生に止められている姿で映像は終わった。
「これはやばいかもな。明日から先生が訓練の指導があるから頑張らないと」
今日の1日の疲れを取る為お風呂に入って寝る。
「久遠朔と試合が楽しみだ。アイツを戦闘不能まで追い込んでやるよ」
鬼塚はリンゴを手に取り――握り潰した。
「グシャ」
朝を迎えてパソコンから通知がきていた。
何か、メールがきてる。
「久遠朔と鬼塚爆牙の試合が決まりました。金曜日に開始となります」
「後、──2日しかないのか」
食堂に行って朝ご飯を食べる。パンか白ご飯どちらか選べた。久遠白ご飯と魚に味噌汁にした。
朝ご飯を食べて一旦自分の部屋に戻った。荷物と携帯を取って学園に行く。黒刃先生から連絡がきた。
「はい。黒刃先生どうしました?」
「久遠、今から学校だよな」
「そうです。今から行く所です」
「なら良かった。今から訓練所まで来てくれ」
「わかりました」
黒刃先生に言われた通り訓練所に行った。
「遅いぞ。剣は持っているな」
「すみません。はい」
「金曜日まで後2日だったな。それまでに、お前には特別訓練をする」
そう、この学園では記録戦の申請が決まった者には特別訓練が設けられる。そこでみっちり訓練をする。授業は出なくていい仕様になっていた。
「今から、お前を少しでも強くなるように訓練をする。まずはこの人形を倒してみろ」
「はい」
久遠は人形相手に戦う。だけど、なかなか勝てはしなかった。
「そこまで、久遠、ラストメモリは持って来てるよな。その剣をだせ」
「……はい」
久遠は腰にあるもう一本の剣を見る。
使えば確かに強くなれる。だけど、その代わり大切な記憶を失う。
「……ラストメモリアは、使いたくないです」
「その気持ちは分かる。だが力を使わなければ守れない時もある」
黒刃は久遠に腕輪を渡した。
「……これは何ですか?」
「これは、学校がお前の為に作った。呪いの剣を少しだけ制御出来る腕輪だ。腕輪の名前は呪剣制御腕輪«カース・レギュレーター»だ。ただし勘違いするな。この腕輪は呪いを消すものじゃない。あくまでも制御するだけだ」
「わかりました」
久遠は腕輪を付けてラストメモリアを出した。そして黒オーラが剣を包み込んだ。
「そのまま、私と戦うぞ」
「はい」
久遠はラストメモリアを構えた。
黒いオーラが剣を包み込み訓練所の空気が変わる。
黒刃先生は攻撃を受け止めながら久遠の動きを確認していた。
「力は強い。だが、まだ剣に振り回されているな」
その後も何度も戦いを繰り返し気づけば外は暗くなっていた。
「気分はどうだ?」
久遠はラストメモリアをしまった。自分にとって変な違和感だった。
「何か、変な気分です。いつもなら使った後、記憶が抜け落ちるはずなのに……今回は少しだけ違和感がある程度です」
「そうか。それなら良かった。言ってなかったが。呪剣制御腕輪《カース・レギュレーター》は1日分だけ制御をしてくれる。それ以上使うといつものお前になってしまう。使うなら1回分だけだ。それをずっと身につけとけよ」
「わかりました。あ、ありがとうございます」
後2日までみっちりやるから覚悟しとけよ。後、早く帰らないと食堂閉まるぞ。
あ、やばい。
急いで食堂に向かった。何とか食堂に着いた。
走ったから疲れた。
後ろから声をかけられた。
「お疲れ」
後ろを振り向くと夜桜が声をかけてきた。
「お疲れ」
「今日授業来なかったけど。どうしたの?」
「あー。黒刃先生と訓練してた。試合が金曜日になったから。後、2日は先生と訓練するかな」
「へぇー。所でその腕輪は何?昨日まで付けてなかったよね」
「うん。これは、呪剣制御腕輪だよ。ラストメモリアの力を抑えてくれるらしい。だが、その制御は1日分しかもたない。それ以上使うとまた記憶が奪われる。訓練の時使ったんだ。ラストメモリアを」
「えっ。大丈夫だったの?危険な剣なんでしょう?」
「うん。少し、記憶は奪われているけど。何となく覚えてる」
「そうなんだね。それなら良かった」
「うん」
夜ご飯を終えて、2人は自分達の部屋に戻る。
「私はこっちの部屋だから。また明日」
「うん。またね」
部屋に戻って今日1日の汗を流した。そして腕輪を見ていた。
「呪剣制御腕輪《カース・レギュレーター》か。この腕輪は使っても大丈夫なのか。今は考えないようにしよう」
腕輪を貰ったのはいいものの。不安がいっぱいあった。本当に制御をできてるのかを。使っても記憶は少しだけだった。
「あのぐらい長引いたらいつも1日の記憶が奪われるのにあの腕輪使った途端少ししか奪われなかった」
久遠は少しだけ記憶を奪われているのにわからなくて曖昧な感じだった。
タオルで頭をと体を拭いた。そして、ベッドに寝た。
目が覚めると昨日の記憶は、はっきりと覚えていた。
「あれ、昨日の事覚えてる。凄いのかこの腕輪」
朝、起きて顔を洗って食堂に行く。
そして試合は後1日となった。
ご飯を早めに終わらせ歯磨きをし訓練所に行った。
「よし、来たな。今日も私と戦うぞ。今日はお前の技を出してみろ」
「技ですか?」
「そうだ。お前の技はどこまで通用するか確かめたいんだ」
「わかりました」
久遠はラストメモリアを構えた。そして技を繰り出す。
「そこまで」
久遠はラストメモリアをしまった。しまった途端ラストメモリアの代償を受けた
「うっ。ハァハァ」
先生は驚いていた。ラストメモリアの威力がこれまでとは思ってもいなかった。
こんなに……威力があるとは思ってなかった。これまで危険な物だったとは
先生は久遠のラストメモリアを受けてなお平然としていた。
「久遠、大丈夫か?」
「はい、何とか。技を使ったから代償は受けてますが。──それなのにこの呪剣制御腕輪《カース・レギュレーター》のおかげで代償がそんなに受けてない感じです。ラストメモリアは使うだけでかなりの代償を受けるのに」
「久遠でも明日はかなり苦戦をするはずだ。多分、ラストメモリア使ってもだ。この腕輪は1日だけって言ったが剣を使い過ぎるとお前にいつもの代償を受けるぞ」
「わかりました。ラストメモリアには力を一時的に解放したらスピードと攻撃は上がりますがこれも代償がきますし。もう1個の技は使用後に自分の記憶がわずかに欠けたりします。この技を連続で使うとかなり代償がきます」
「なるほどな。まだ、時間はある訓練始めるぞ」
「はい」
久遠はラストメモリアを使って訓練した。
「ハァハァ。……うっ」
「久遠、大丈夫か?」
「……大丈夫です」
「ドサッ!」
「久遠!」
久遠はそのまま倒れた。先生は久遠を持ち上げ保健室に向かった。
「ここは?」
「気づいたか?ここは保健室だ。大丈夫か?」
「もしかしてラストメモリアを使ったのか?」
「そうだ。覚えてないのか?」
「はい」
黒刃は少し黙った。
「……やはりか」
「腕輪でも完全には防げない……」
黒刃先生は小さく呟いた。
「使いすぎたんだ。限界を超えてラストメモリアを引き出した結果、制御が追いつかなかった」
「つまり……俺はまた記憶を……」
久遠は自分の手を見る。
「私と訓練してたんだ。明日は試合だゆっくり休め」



