記憶喰いの呪剣《ラストメモリア》を、俺は使いたくない

ショッピングモールに着いて、中は涼しく汗がすぐに止まった。

「生き返る」

「うん」

お目当ての水着のお店に着く。

久遠と綾人は男の子用の水着の所に行き、小夜と雪乃は女の子用の水着を見に行った。

「朔、いいの見つかった?」

「うーん。まだかな」

「そうか。俺は決めたぜ」

綾人がみせたものはステテコ型の水着だ。

「それいいな。どこにあったんだ?」

「こっちにあったぞ」

久遠は綾人に連れられてステテコの水着を見に行く。
綾人と違うステテコ水着を買う。

「決まった。買いに行くか」

「そうだな」

久遠と綾人はレジに行って会計をする。会計が終わって近くのベンチで小夜と雪乃を待つ。

その頃、小夜と雪乃は水着を悩んでいた。

「どれにしよう。この水着もいいな。こっちもいいなぁ」

「悩みすぎよ小夜」

「だって、一年に一回しか夏は来ないし」

「確かにね。小夜は何着ても似合うわよ」

「そうなのかな。雪ちゃんは決まってるの?」

「もう決まってるわよ。これにしようかと」

「うわぁ〜。かなり可愛すぎない?」

「そうかなぁ」

「うん。お嬢様みたい」

「そんな事言ってくれて嬉しいわ」

「うん」

二人も水着を買って久遠達の元に向かった。

「お待たせ」

「水着も買ったし海に行くか」

「うん」

久遠達はショッピングモールから出て。
海まで電車に乗って行く。
ようやく海に着いて四人は着替えに行った。
久遠と綾人は先に外で待っていた。
数分待っていたら小夜と雪乃が着替え室から出てきた。

「お待たせ」

「早く泳ごう」

「そうだね、行こう」

四人は海で泳いだり砂浜で遊んだ。
お昼が近づいた。四人は海の家に行く。

「お腹すいたね」

「うん。何食べよう」

「そうね。私は焼きそばかな」

「俺はラーメンだな」

「俺も同じやつにしよう」

「私も焼きそば」

四人は注文をして出来るのを待つ。

「次は何して遊ぶ?」

「何しよ。考えてないね」

「うん」

「向こうにバレー出来る場所があった」

「そうなんだ」

「うん。多分、ビーチボールで遊べると思う」

「いいね。やってみよ」

「そうね。やってみたい」

「わかった。食べた後やってみようぜ」

話してる間に食べ物がきて、食べる。

「美味しい」

「海の家で食べるご飯は格別だな」

ご飯を食べてビーチバレーをする。

チームを決めるため、クジで決めた。
砂であみだくじを書いてチームを作る。

久遠と雪乃ペアで小夜と綾人がチームとなった。

「行くぞ」

「こい」

「バン!」

綾人は久遠のボールを受け止めて小夜にパスをする。
そして小夜はトスをして綾人はアタックをする。

「バシュ!」

久遠は受け止めた。

「ドン!」

「上がった、雪乃お願い」

「わかった」

雪乃はトスをして久遠がアタックをした。

「俺らも負けられない」

「うん」

かなりの攻防戦になっていた。やっと綾人チームが一点を取った。
そして気づいたら夕方になっていた。

「もう夕方か」

「そうだな」

「夏休み終わったら二学期だね」

「うん」

「二学期ぐらいから試合が多くなるのかな」

「どうだろう」

「俺は誰かと戦いたいな。鬼塚と戦って以来誰とも戦ってないや。後はラストメモリアを奪おうとしてる奴らに、奪われないようにしないと」

「帰るか」

四人は着替えて電車に乗り込んだ。久遠以外疲れていたのか電車の中で寝ている。

「みんな寝てる」

電車は降りる場所に着いて久遠は三人を起こした。

「みんな起きろ。着いたぞ」

「もう着いたの?」

「うん。降りるよ」

四人は電車から降りて学園に戻ってきた頃には、もう夜になっていた。
四人は自分の部屋に行って洗濯をしてご飯を食べた。
そして夏休みは終わった。

「二学期」

「二学期が始まった。みんな夏休み気分はもう終わりだぞ。ダラダラするな」

「二学期はトーナメント戦がある。このトーナメントはクラス同士で戦うことはない。質問誰かあるか?」

みんなは手をあげなかった。

「ないな。これから授業始めるぞ」

授業が始まった。
今日の授業は戦いの相手の攻撃がどうくるかの授業だ。

「相手が真正面からきた時どう対処する?」

誰も手をあげなかった。

「剣同士なら剣で対応出来るが、弓や銃なら避けるしかないよな。弓や銃は剣に弾かれるが。弓や銃に魔力溜めて撃つなら弾かれることはあんまりない。ここで、銃や弓を使うものいるか?」

数名が手を挙げた。

「弓と銃は使ってる人は魔力を使って撃てるか?」

「出来ません。使おうとすると威力が足りません」

「私は、魔力が弱すぎて撃ってる途中魔力がなくなります」

「そうか。訓練が必要だな。ここには魔力を使う先生がいる。その先生に聞いてみるのもいいことだ」

「はい」

「剣に魔力を込めたり斬撃をだしたりするよな。拳なら拳に魔力を込めて攻撃したりするな。拳だったらかなり威力が増す。大きい岩を壊すぐらいにな」

(だから鬼塚の攻撃は重かったし威力があったんだな)

授業が終わった。次の授業は訓練所だ。みんなは訓練所に行く。

「朔行くぞ」

「うん」

「朔、スプリットセイバー使うんだろ?」

「うん」

訓練所に着いた。

先生は人形の準備をしている。人形の準備が出来たので授業が始まる。

「みんな準備が出来てるな。今日の人形は攻撃するタイプだ。気を抜くなよ」

「はい」

一人一人、人形の所に行き武器をだした。

「よし開始」

黒刃先生はリモコンを押した途端、人形は動き出した。

人形がゆっくり動き始めた。

「ガチャ……ギギッ」

腕を動かし、戦闘態勢へと入った。

久遠は初めてみんなの前で、新しい剣──スプリットセイバーを抜いた。
スプリットセイバーは光り輝いた。
久遠はスプリットセイバーの技をだす。

「裂空」

久遠が人形を斬った。
斬った瞬間、人形の周囲の空間が一瞬だけ歪んだ。だが、人形は倒れなかった。
久遠にむけて攻撃をしてきた。久遠は剣で防御の構えをする。

「キィン!」

「ふぅ〜。……危ない」

だが、いきなり人形が暴走する。
久遠は剣で戦っても倒れてもすぐに起き上がってくる。

「いきなりなんだ。なんか強くなってる」

暴走してるのはすべての人形だった。

「先生、人形を止めてください。何かおかしいです」

久遠は黒刃先生に人形を止めるように伝えた。

「わかった。リモコンで止める」

黒刃先生はリモコンをだして止めようとしたが効かなかった。

「なぜだ、リモコン押しても止まらない」

「えっ」

黒刃先生はみんなに避難するように言った。

「みんな避難しろ。ここから出るように」

クラス全員避難するが人形に出口を塞がれた。

「これはやばいな。クラス全員連携をとりつつ戦え」

「オォー」

人形は暴走してるため、先ほどよりも強くなっていた。