新見市にいた頃、新聞配達だけでは食っていけないということで就職活動をした。新聞配達は石蟹から西方までジグザクに北上してく。とにかく部数が少なくて出勤するだけ時間の無駄だった。新見は午前2時からウォーキングや犬の散歩をする高齢者が多くて危険だという理由もあった。猪や猿も夜間に平然といるので危険極まりない。市内ではホワイト企業で月給も高い高尾の清掃業者を訪問・見学した。事務の若い女性が対応した。いわゆる「事務員制服」を着用していたが靴だけスニーカーで気になった。山手の方に移動したが哲田方面ではなく真庭方面だった。白のアクアだったので女性の車だと思ったが、訊いてみたら社用車だという。私は初見の者ほどいらぬことまで喋ってしまう人間だ。その時もくだらんことを話したのだと思う。彼女は韓国語が話せるという。新見には何もないと嘆いていた。彼女に新見は狭すぎたのだろう。その後、同社に私が行くことはなかった。



