***
「っ……!」
妖魔に首を絞められた冬乃の瞳が大きく揺れた。
呼吸が乱れ、体が震える。
次の瞬間ぶわっ、と冬乃の身体から莫大な冷気が溢れ出した。
ぱきぱきぱきっ、と床が凍り、次に壁や障子が、空気そのものが、凍りついていく。
妖魔が目を見開いた。
冬乃の首を掴んでいた腕が、一瞬で氷に覆われる。
だが、妖魔は異様な執着から腕を離さない。
ぎちぎち、と凍りついた腕を軋ませながらそれでもなお、冬乃の首を締め上げ続ける。
「……っ、ぁ……!」
息ができない変わりに冷気が暴れまわる。
妖魔の腕は肩まで凍りつき、黒い皮膚へ白い霜が広がっていく。
「主様!!」
白夜が叫び、助けようと手を伸ばすが妖魔たちが行く手を阻む。
ゆきも護符を放ちながら必死に道を切り開こうとしていた。
しずくは泣きそうな顔でこれ以上妖魔が侵入しないよう、結界を維持している。
「主さま……っ!」
部屋の温度が、異常な速度で下がっていく。
窓の外では、穏やかだった雪が突如として荒れ始めた。
吹雪だ。冬乃の感情に比例して外の視界がどんどん白くなっていく。
「っ……!」
妖魔に首を絞められた冬乃の瞳が大きく揺れた。
呼吸が乱れ、体が震える。
次の瞬間ぶわっ、と冬乃の身体から莫大な冷気が溢れ出した。
ぱきぱきぱきっ、と床が凍り、次に壁や障子が、空気そのものが、凍りついていく。
妖魔が目を見開いた。
冬乃の首を掴んでいた腕が、一瞬で氷に覆われる。
だが、妖魔は異様な執着から腕を離さない。
ぎちぎち、と凍りついた腕を軋ませながらそれでもなお、冬乃の首を締め上げ続ける。
「……っ、ぁ……!」
息ができない変わりに冷気が暴れまわる。
妖魔の腕は肩まで凍りつき、黒い皮膚へ白い霜が広がっていく。
「主様!!」
白夜が叫び、助けようと手を伸ばすが妖魔たちが行く手を阻む。
ゆきも護符を放ちながら必死に道を切り開こうとしていた。
しずくは泣きそうな顔でこれ以上妖魔が侵入しないよう、結界を維持している。
「主さま……っ!」
部屋の温度が、異常な速度で下がっていく。
窓の外では、穏やかだった雪が突如として荒れ始めた。
吹雪だ。冬乃の感情に比例して外の視界がどんどん白くなっていく。
