颯真の暮らしぶり

颯真の机は小さい。横に45センチ、縦に30センチほどで脚を折り畳んで脇に抱えることができる。白いものをたくさんいれる黒のボトル状のプラスチック、白い材質のわからない処方薬のシート、白い耳栓、耳栓を入れる白いケース、ロイス・マクマスター・ビジョルドの『スピリット・リング』『遺伝子の使命』、ジャック・ヴァンスの『天界の眼』『奇跡なす者たち』などの書籍が積まれていた。栞の代わりにしているのだろうか、カン・ヘヨンの小さなカードが本の横に置かれていた。机の下には血圧計、ポータブルCDプレーヤー、手鏡、公的機関からの緑の封筒、白いハガキ。黒い手帳。大学ノートが2冊。颯真は極めて質素な生活をしており、冷凍サバと白米を1日に1食、1合だけ食べる。冷凍サバはないときもある。そいうときは、醤油を米にかけて食べるようだ。彼は気温が下がらない夏の朝でも、寒い寒いと震えていた。夏でも黒のヒートテックを着こんでいる。