『わーーーーー!!!!誰か、助けてください!!!!助けてください!!!!』
『なっ!!??』
『変な人につかまりました、助けてくださいーーーーーーーー!!!!』
『!! このクソババア!!!』
バシィンッ!!!
『ゔっ!』
ドサッ!!
オジサンはもう片方の手で思いっきりボクの頬を叩いて。
そのままの勢いでボクは倒れたから、腕は無事にはなされたけど
(………痛いよかなり)
さっきのボクの叫び声で近くの家の人達が2〜3人が何事だという感じで、様子を見に出てきてくれてて。
オジサンがそれに気づいて走り去ろうとする雰囲気に見えた。
それが、ボクのペットキャリーを見つめて変な顔して動きがピタリとまた止まった。
(何か分からないけど………)
ボクはボクで、倒れた時道路に身体から斜めがけに下げてたペットキャリーのショルダーベルトをつい反動で放り投げるようにドサッと身体から外してしまったから。
思いっきり地面に落として痛めてしまっただろうユエが心配で、大丈夫か中の様子をチラッと見た。
『ユエ、ゴメンね大丈夫??』
『ニャニャニャ』
緑の瞳が無事を表しててホッと安心した時。
グイッと後ろからオジサンの手がまたボクの方に伸びてきた!
とっさに避けたけど、その手は今度はユエのペットキャリーのショルダーベルトをバッと奪ったのだ。
(!!!)
慌てて掴んで引っ張り力を入れた。
『な……に!なにするの!!はなして!』
絶対にはなすもんか!!と必死に両手で握って引っ張る!
だが、オジサンははなさないしブツブツ何か言ってる。
『猫なんか………飼ってやがる…ふざけんな………猫なんか……飼うんじゃねえ…………』
『いや、なに言ってんの』
『はなせ!』
『!!!』
ドカッ!
ドシンッ!
今度は胸の中心を蹴られて倒れ……かなり痛かった……!
『大丈夫ですか?警察呼びましたからすぐ来ますよ!』
『………はい、ありがとうございます』
近くにいてくれた女の人が助け起こしてくれて、立ち上がった。
顔の次は胸が痛い、ズキズキする。
でも、ボクはすぐにでもユエを助けたい!
そのユエが入ってるペットキャリーを持ったオジサンは、ボクじゃなくてそのペットキャリーを見てまだブツブツ言ってた。
なら近づいて奪い取ろう!!
オジサンの一歩手前まですぐ近づけた。
あと少し!!!と思ったら、オジサンはペットキャリーを持ってる腕を思いっきり振り上げて。
『猫を飼うなら………猫、こうだ!』
言いながら、酔っているくせにかなりすごい勢いで道路の方に投げ飛ばした。
『なっ!!???』
ボクはそれを見て一気に焦った。
いつもなら車もほとんど走らないくらい道路なのに。
その瞬間、トラックが走ってきてたから!
投げ出されたペットキャリーの上に秒の勢いで抱きついて、必ず守るんだという気持ちだけで目を閉じた。
プップーーーーーー!!!!
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