明らかに普通の人間ではなさそうな雰囲気の彼は、一体何者だというのか。
「そうだ、夕によく似てるってんならさ、本人に聞いてみたらどうだ?」
「ええっ、それは、どうなの……?」
最近夢で見る少年が君にそっくりで、そいつの手から出てきた木に飲まれるんだよ。
そんなことをいきなり言われても、困ってしまうに違いない。
俊樹はそう考えていたが、確かに、考えても分からない以上は、当人に聞いてみるのが早いことではあった。
「もし仮にその夢で見たのが夕だったとしたら、俺と会ったこと、向こうは覚えているかもしれないだろ?」
「そうだね」
「だったら、なおさら聞いてみるのが手っ取り早いと思うんだよな。明日、学校で聞いてみようぜ」
そう言って笑う陽道の姿に、俊樹はどこか、救われたような気持ちになった。
やっぱり、陽道に相談して正解だった。
1人で悩んでいたところで、解決の糸口すら見つけることができなかったのだから。
「よし、いろいろと分かったことだし、今日のとこは寝ようぜ。腕のことはまた、明日考えよう」
「うん。夕に話を聞いて、それから、だね」
「だな」
2人で公園を出て、元来た道を歩く。
空の雲はいつの間にか消え去っていて、頭上にはいくつもの星々が瞬いていた。
他愛もない、いつもと変わらない会話を繰り広げながら進んで行くうちに、歩き始めにはずいぶん長く感じた道が、あっと言う間に終わってしまった。
俊樹の家の前で、いつものように立ち止まる。
「じゃ、また明日」
「うん、また明日」
軽く手を振り合って、陽道が離れて行くのを見送ってから、俊樹は家の中に入った。
あまりにもすっきりとした気持ちでベッドに入り、目を瞑る。
今日ぐらいは良い夢が見られるような、そんな気がした。
「そうだ、夕によく似てるってんならさ、本人に聞いてみたらどうだ?」
「ええっ、それは、どうなの……?」
最近夢で見る少年が君にそっくりで、そいつの手から出てきた木に飲まれるんだよ。
そんなことをいきなり言われても、困ってしまうに違いない。
俊樹はそう考えていたが、確かに、考えても分からない以上は、当人に聞いてみるのが早いことではあった。
「もし仮にその夢で見たのが夕だったとしたら、俺と会ったこと、向こうは覚えているかもしれないだろ?」
「そうだね」
「だったら、なおさら聞いてみるのが手っ取り早いと思うんだよな。明日、学校で聞いてみようぜ」
そう言って笑う陽道の姿に、俊樹はどこか、救われたような気持ちになった。
やっぱり、陽道に相談して正解だった。
1人で悩んでいたところで、解決の糸口すら見つけることができなかったのだから。
「よし、いろいろと分かったことだし、今日のとこは寝ようぜ。腕のことはまた、明日考えよう」
「うん。夕に話を聞いて、それから、だね」
「だな」
2人で公園を出て、元来た道を歩く。
空の雲はいつの間にか消え去っていて、頭上にはいくつもの星々が瞬いていた。
他愛もない、いつもと変わらない会話を繰り広げながら進んで行くうちに、歩き始めにはずいぶん長く感じた道が、あっと言う間に終わってしまった。
俊樹の家の前で、いつものように立ち止まる。
「じゃ、また明日」
「うん、また明日」
軽く手を振り合って、陽道が離れて行くのを見送ってから、俊樹は家の中に入った。
あまりにもすっきりとした気持ちでベッドに入り、目を瞑る。
今日ぐらいは良い夢が見られるような、そんな気がした。
