誘われて事故物件に暮らしはじめました。



トモとの共同生活が始まって今日で一週間が経過した。
朝起きたときから特別変わったことはなかったけえれど、この一週間でわかったことはトモがどれだけポジティブな性格だろうと小さな変異は毎日のように起きる。
ということだった。
例えば昨日の夜の出来事だ。
互いに風呂にも入ってさぁ寝ようかと思ってベッドにもぐりこんだとき、パサリと暗闇のん中でなにかの物音がした。
『ん? なんや?』
トモにも聞こえていたその物音はどうやら寝室のドアの近くから聞こえてきたみたいだ。
僕がサイドテーブルに手を伸ばしてリモコンで電気をつけたとき、ドアの前に昼間読んだ映画雑誌が落ちていることに気が付いた。