誘われて事故物件に暮らしはじめました。

なにせ僕は友達がいないから、誰かに質問するようなこともできないままひとり妄想を膨らませていくしか方法がない。
「なぁアキト、こいつ絶対びびってるって」
ここに来てようやく金髪のジュンが話に加わってきた。
大学内からずっと無言で僕の後ろをついて歩いてきていたから、背中に圧が残っている。
ジュンは両耳に沢山ピアスをつけていて眉毛をわざと剃っているので、この中では一番恐ろしい外見をしている。
今はアキトの右横に座っていた。
「それはジュンの見た目のせいでしょう?」
アキトが眉根を寄せてジュンを見つめる。
「その見た目どうにかならないかな? 視聴者からも怖いってコメントよく貰うよ?」