誘われて事故物件に暮らしはじめました。

元々そうすることはわかっていたし、これは『寒気チャンネル』としても絶好のネタだろう。
僕の了承を取ったアキトはスマホを取り出してあらゆる角度からアザを撮影している。
「1日目からこんなハードなことが起こるなんて、これから先が楽しみだね」
アキトが目を輝かせているのを見て僕は眉間にしわを寄せた。
これから毎日こんなことが起きていたんじゃ僕の身が持たない。
「あんまり期待したらあかんよアキト。レンの体力や精神的なこともあんねんから」
僕の気持ちを代弁するトモを見て少し意外な気がした。