今日始めて会ったばかりで、相手のことなんてよく知らない。
けれどここにはトモしかいない。
「トモ!!」
もう一度叫ぶと声に気が付いたのか足音が近づいてきた。
「レン、どしたん?」
呑気な関西弁が廊下から聞こえてくる。
「助けて!!」
僕の悲鳴にトモが浴室のドアを開けた。
そして僕を見た瞬間大きく目を見開く。
「これ……なんなん?」
トモにも手が見えているのだ。
「ここにいる霊だと思う。このままじゃ引きずり込まれる!」
人影の手はなおも力を込め続けていて、僕の体はジリジリと鏡に近づいていっていた。
踏ん張っている体は冷たくてどんどん力が抜けていく。
だけどトモは呆然としたまま動かない。
けれどここにはトモしかいない。
「トモ!!」
もう一度叫ぶと声に気が付いたのか足音が近づいてきた。
「レン、どしたん?」
呑気な関西弁が廊下から聞こえてくる。
「助けて!!」
僕の悲鳴にトモが浴室のドアを開けた。
そして僕を見た瞬間大きく目を見開く。
「これ……なんなん?」
トモにも手が見えているのだ。
「ここにいる霊だと思う。このままじゃ引きずり込まれる!」
人影の手はなおも力を込め続けていて、僕の体はジリジリと鏡に近づいていっていた。
踏ん張っている体は冷たくてどんどん力が抜けていく。
だけどトモは呆然としたまま動かない。



