誘われて事故物件に暮らしはじめました。

驚いてつい大きな声になってしまった。
「ちゃんとプライベートは守るから大丈夫だよ。トイレとお風呂はもちろん映さない。映すのは玄関と通路、それにリビングと寝室も少しだけ」
それって大半が動画に映るってことじゃないか!
無理だ!
絶対に無理!
内心悲鳴をあげるけれどここで帰ったら母親になにを言われるかわからなくて言い出せない。
「それに24時間配信するのはリビングカメラの一台のみだ。あとのカメラ映像はちゃんと編集するから安心してほしい」
「リビングにいるときは常に人に見られているってことだよね?」
「まぁ、そうなるね」
アキトが頷いて真剣な表情で僕を見つめる。