誘われて事故物件に暮らしはじめました。

「今日はひとりなんだね……」
すでに気まずい雰囲気になっていると感じてなんとか口を開くが、つまらない質問しか出てこなかった。
「うん。他のメンバーは編集とかで忙しいんだ。それに、前回はいきなり3人で拉致るようなことしちゃったから、怖がらせちゃったと思って反省したんだ」
そういうアキトは本当に申し訳なさそうに眉を下げている。
その様子に少しだけ心が落ち着くのを感じた。
人気動画配信者だから傲慢になっているのかと思いきや、そうでもないみたいだ。
「ほら、俺たち髪色も派手だし見た目もちょっと怖いよね? もちろん画面映えするためなんだけど、これで敬遠する人も少なくないんだよね」