誘われて事故物件に暮らしはじめました。

僕が画面上におずおずと現れたところで「もう、いいから!」と、横からトモのスマホに触れて動画を停止させた。
今回僕が生活した部屋の動画は週に2本ずつひと月かけて投稿されることになっていた。
生配信もしていたのにそんなに沢山動画になるとは思っていなかった。
「なんでや。こんなにいい映りやのに」
「そう何度も確認する必要ないから」
すでに編集が終わっている第一弾は昨日の夜にチェック済だ。
初日から大き目の怪奇現象が起こっているから見ごたえは十分だし、これなら心霊に目が肥えている視聴者たちも喜ぶだろう。
でも、自分が画面に映っている姿を確認するのは恥ずかしくて仕方なかった。