「それからオレは元気に明るい子どもになっていったんや。友達は沢山できたし、親戚にもいつも笑顔で接してくれて、間違えてなかったんやって思えた。せやけど高校3年生の夏に叔父さんが脳梗塞で倒れてしもぉて、オレは見舞いにいくくらいしかできへんくて、悔しくて。それで一時は高校卒業したら就職するつもりやってん。けど、それはあかんって。大学には行きなさいっておばさんに言われて、断られへんかった。幸いおじさんは軽い手のしびれくらいの後遺症で済んで退院したから、大学に行くことに決めたんや。けど、学費や自分で出すって条件を自分でつけた。おじさんは昔のようには働けへんし、おばさんだっていつまでも元気やあらへんからな



