誘われて事故物件に暮らしはじめました。

父親が僕にこれを送ってきたのも、トモに気をつけてあげなさいと書いた手紙を入れてきたのも、画面越しにでもわかるほどの霊気を感じたためだろう。
「トモは体調はどう?」
「オレ? オレはもうすっかり元気やで! レンの看病のおかげやな!」
トモがニカッと笑って僕を抱きしめてくる。
トモがいう通り、いつも通りに戻ったみたいだ。
「そっか。じゃあ、今度はこのお守りをくれたお寺にお礼に行かないとね」
僕はそう言い、半分焼けてしまったお守りを大切に握り締めたのだった。

☆☆☆

その日の内に退院した僕は翌日父親に連絡をしていた。
お守りのお礼とお寺へのアポを取ってもらうためだ。