誘われて事故物件に暮らしはじめました。

「そっか。このお守りが助けてくれたんだ」
「ビックリしたで。それが突然金色に輝き始めて、レンの体を包み込んだんや。そしたら赤ん坊の泣き声が聞こえてきてレンのお腹から出てきて空に浮かんで行ったんやで!」
レンが身振り手振りで説明するのを聞いてだいたいのことが把握できた。
このお守りが赤ん坊を天界へ誘導してくれたのだ。
やっぱりあのお寺は本物だ。
「あ、その顔信じてへんやろ」
僕がジッとお守りを見つめていたせいか、トモがふくれっ面になった。
「そんなことない。ちゃんと信じてるよ」