だけど腹部の違和感や熱がすっかり良くなっていることに関しては謎だった。
あれだけトモを苦しめていた悪いものが、僕に入った途端に鳴りを潜めてしまったように感じられる。
僕はそっと自分の腹部に手をやってみたけれど、特に違和感もないし悪い感じもしない。
本当になにもなくなってしまったんだろうか。
「あ、そういえばこれ」
担当医が出て行ったあと、思い出したようにトモが床頭台に手を伸ばした。
その手には僕のお守りが握り締められている。
けれど紐は焼け千切れ、お守りも半分は炭になっていたのだ。
「それ……」
トモからお守りを受け取り、マジマジと見つめる。
「レンがずっと握り締めてたんや」
あれだけトモを苦しめていた悪いものが、僕に入った途端に鳴りを潜めてしまったように感じられる。
僕はそっと自分の腹部に手をやってみたけれど、特に違和感もないし悪い感じもしない。
本当になにもなくなってしまったんだろうか。
「あ、そういえばこれ」
担当医が出て行ったあと、思い出したようにトモが床頭台に手を伸ばした。
その手には僕のお守りが握り締められている。
けれど紐は焼け千切れ、お守りも半分は炭になっていたのだ。
「それ……」
トモからお守りを受け取り、マジマジと見つめる。
「レンがずっと握り締めてたんや」



