誘われて事故物件に暮らしはじめました。

一気に話し終えてウーロン茶を飲むと少しスッキリとした気分になった。
こでれ3人とも諦めてくれただろう。
「じゃあ、僕はこれで」
そう言ってウーロン茶代金を支払うために財布を取り出したそのときだった。
「動画に出てもそんなに話をする必要はないから、よかった」
心底ホッとした様子でそんな声が聞こえてきて僕は顔を上げた。
さっきまで真剣な表情を浮かべていたアキトが柔和な笑みを浮かべている。
人を惹きつける魅力的な笑顔なのに、どうしてか僕の背筋がまた少し寒さを感じて身震いをした。