「そうだよ。絶対に入らせちゃいけない! 中に入ったらどうなるか!」
今でもトモは十分弱っている。
こいつが体内に完全に入り込んでしまえば、トモの生命力をすべて吸い取ってしまうだろう。
そうなるとトモはもう助からない。
「赤ちゃんがお腹にってことは、オレが子ども産むんか?」
こんなときなのにトモが冗談を言って笑っている。
「そんなワケないだろ! 止めなきゃ!」
だけど手段がわからない。
僕の両手は空振りを繰り返すばかりだ。
お寺で覚えたお経を即興で唱えてみるけれど、赤ん坊にきいているようには見えない。
天井まで届く巨体を折りたたむようにして、赤ん坊が頭をトモの腹部に突っ込んだ。
今でもトモは十分弱っている。
こいつが体内に完全に入り込んでしまえば、トモの生命力をすべて吸い取ってしまうだろう。
そうなるとトモはもう助からない。
「赤ちゃんがお腹にってことは、オレが子ども産むんか?」
こんなときなのにトモが冗談を言って笑っている。
「そんなワケないだろ! 止めなきゃ!」
だけど手段がわからない。
僕の両手は空振りを繰り返すばかりだ。
お寺で覚えたお経を即興で唱えてみるけれど、赤ん坊にきいているようには見えない。
天井まで届く巨体を折りたたむようにして、赤ん坊が頭をトモの腹部に突っ込んだ。



