誘われて事故物件に暮らしはじめました。

「そうじゃないよ、ただ、一瞬嫌なことを思い出しただけで」
「嫌なこと?」
隣のルイが質問してくるので僕は苦笑いを浮かべるだけにとどめておいた。
「とにかくさ、俺たちの頼みはひとつだけ。レンくんに僕らのチャンネルに出てほしいってことなんだ」
突然の申し出にギョッとして激しくむせてしまう。
「寒気チャンネルに僕が出るってこと?」
自分を指さして聞けば3人が同時に、しかも真剣な表情で頷いた。
「む、無理無理無理無理!」
ブンブンと激しく左右に首を振って顔の前で手も振って拒絶する。
動画チャンネルに出るなんて、しかも登録者数40万人のチャンネルに出るなんて考えられない。
「どうして?」