誘われて事故物件に暮らしはじめました。

驚いて聞き返し、スマホで時刻を確認する。
アキトが言う通りすでに12時を過ぎている。
そんなに眠っていたという自覚はないし、なんならまだ体が重たさを残している。
「コメント欄でもふたりの様子を見に行けってうるさくてさ」
はぁとため息を吐き出す。
随分と心配をかけてしまっていたようで、申し訳ない気持ちになる。
ファンの人たちにも謝っておかないと。
「ありがとう」
重たい頭を振ってどうにか目を覚ますとトモのベッドへと近づいた。
「トモ、調子はどう?」
返事はない。
相変わらず頭まで布団をかぶっているからはぐってみると、グッタリとした様子のトモが目を開けた。
顔が真っ赤だ。