誘われて事故物件に暮らしはじめました。

『いや、無事だったならいいんだ。レンくんのおかげで本当にすごい絵が沢山撮れてるしね』
アキトが気を取り直すように言う。
『それで、今トモはどんな感じ?』
「顔色が悪くてずっと横になってる。二日酔いではないみたいだけど、体調はよくないみたいで今日はこのまま横になっててもらおうと思うんだけど」
『そっか。わかった。レンくんも絶対に無理はしないでほしい』
「うん。わかった。いざとなったらトモと一緒にこの部屋を出ると思うけど」
『わかってる。こっちとしても想像以上の現象が起きているから、それも仕方ないことだと思ってるよ』
そう言ってもらえるとひとまず安心だ。