そんな風に考えると胸の奥がズキンッと傷んだ。
『ねぇちゃんが見えてるなら、話もできるのか?』
『それは……どうかな?』
霊が見えるからといってむやみに近づいちゃいけないことくらいはわかっていた。
僕は霊が見えるだけで、除霊なんてできないんだから。
だけど今にも泣き出してしまいそうな表情の栄次郎を見ていると、どうにかしてあげたい気持ちが湧いてきた。
『ちょっと待ってて』
僕はふたりにそう言い置くと思い切ってグラウンドの中央へと走り出た。
他の生徒たちが何事がと視線を向けてくる中、僕は彼女の前に立った。
いつも少し遠くからチラチラ見るだけだったからこんな至近距離から顔を見たのは始めてだった。
『ねぇちゃんが見えてるなら、話もできるのか?』
『それは……どうかな?』
霊が見えるからといってむやみに近づいちゃいけないことくらいはわかっていた。
僕は霊が見えるだけで、除霊なんてできないんだから。
だけど今にも泣き出してしまいそうな表情の栄次郎を見ていると、どうにかしてあげたい気持ちが湧いてきた。
『ちょっと待ってて』
僕はふたりにそう言い置くと思い切ってグラウンドの中央へと走り出た。
他の生徒たちが何事がと視線を向けてくる中、僕は彼女の前に立った。
いつも少し遠くからチラチラ見るだけだったからこんな至近距離から顔を見たのは始めてだった。



