僕は彼女の存在を無視して早足に昇降口へと向かう。
毎朝の光景だけれどここを通って行き帰りするのは慣れることがなかった。
『よぉ、レン!』
一刻も早く校舎へ入りたいのに、後方からそう声をかけられて僕は足を止めた。
振り向くと同じクラスの栄次郎が立っている。
栄次郎の後ろには洋平もいる。
ふたりとも同じクラスで、小学校の頃から柔道をしていて僕よりもずっと体が大きかった。
『おはよう、ふたりとも』
声をかけてきたのが人間だったことに安堵したのもつかの間、栄次郎がグラウンドへ視線を向けた。
『お前、昨日このグラウンドに幽霊がいるとか言ってたよな』
そう言われて僕は頷いた。
毎朝の光景だけれどここを通って行き帰りするのは慣れることがなかった。
『よぉ、レン!』
一刻も早く校舎へ入りたいのに、後方からそう声をかけられて僕は足を止めた。
振り向くと同じクラスの栄次郎が立っている。
栄次郎の後ろには洋平もいる。
ふたりとも同じクラスで、小学校の頃から柔道をしていて僕よりもずっと体が大きかった。
『おはよう、ふたりとも』
声をかけてきたのが人間だったことに安堵したのもつかの間、栄次郎がグラウンドへ視線を向けた。
『お前、昨日このグラウンドに幽霊がいるとか言ってたよな』
そう言われて僕は頷いた。



