過去
ほんの10分ほどで終わってしまった散歩から戻ると部屋の中が少しだけ重たい空気になっていた。
やっぱりトモがいないとすぐに空気が変わってしまうみたいだ。
冷房がかけっぱなしになっているリビングの窓を薄く開けて換気する。
との間にトモがリビングのテーブルにアルコール飲料を並べていた。
「もしかしてもう飲むつもり?」
まだ昼の3時を回ったところだ。
いくらなんて早すぎはしないだろうか?
「今日はもうどっこも出ぇへんやろ?」
「まぁ、予定はないけど」
食べ物に関してはまだまだ沢山あるから買出しに出る必要もない。
「それならもう乾杯でええやん? ファンの人らも、ほら」



